原文入力:2009-02-27午後11:26:37
預金金利すばやく下がり、貸出金利は‘ちびちび’
預貸金利差 1.75%P…ますます拡大
庶民 金融機関 貸出金利は‘不動の姿勢’
チョン・ナムギ記者
←預貸金利差推移
韓国銀行が昨年10月初めから6回にわたり基準金利を下げた余波で今年1月、銀行預金と貸し出し金利も下がった。しかし銀行が預金金利は大幅に下げる一方、貸出金利はちびちび下げて、預金と貸し出し金利の差はますます大きくなっている。
27日韓国銀行が発表した‘2009年1月金融機関加重平均金利動向’によれば、先月預金銀行の貯蓄性受信平均金利(以下、新規取扱額基準)は年4.16%であり、昨年12月の5.58%から1.42%ポイント急落した。しかし貸出平均金利は年5.91%で前月より0.98%ポイント下落したに止まった。
これに伴い預貸金利差は1.75%ポイントに拡大した。預貸金利差は2007年末は1.24%ポイントであり、金融危機がさく烈した後の昨年10月(1.48%ポイント),11月(1.58%ポイント),12月(1.31%ポイント),1月(1.75%ポイント)と継続拡大してきた。今年初め、市中金利が大幅に下落し銀行与受信金利が揃って下落したものの、貸出金利に比べ預金金利がはるかに大きく下落し金利引き下げの恩恵が銀行にだけ戻っているわけだ。
特に庶民向け金融機関の貸出金利は変化がなく、銀行貸し出しを受けにくい金融疎外者などには金利引き下げの恩恵が全く帰らないでいる。相互貯蓄銀行の場合、預金金利は昨年12月年7.8%から1月7.07%に大きく下落したが、貸出金利は12.84%で全く変わらなかった。信用協同組合もやはり預金金利は6.6%から6.3%に下がったが貸出金利は8.93%から8.74%に下落したに止まった。相互金融もやはり預金金利は6.35%から5.59%に大幅下落したが貸出金利は8.04%から7.95%でほとんど変化がなかった。
預金金利が大きく下落したのは韓銀基準金利の引き下げで銀行金利の基準になる譲渡性預金証書(CD)金利が大きく下がったことに伴ったものだ。韓銀は昨年12月11日の1%ポイントに続き、先月0.5%ポイント下げるなど基準金利を2ヶ月で1.5%ポイント下げた。しかし銀行は既存預金に対する利子負担などを理由に貸出金利をそれだけ下げずにいる。
分野別では、銀行の純粋貯蓄性預金が5.66%から4.26%に、市場型金融商品が5.39%から3.91%に下落し、企業貸し出しは6.87%から5.94%,家計貸し出しは7.01%から5.84%に大きく落ちた。住宅担保貸出金利は6.81%から5.63%に下落した。
チョン・ナムギ選任記者jnamki@hani.co.kr