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LGを除く大企業3社 MRO拡張自制へ

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/481267.html

原文入力:2011/06/03 23:17(1183字)

中小流通協会と調整合意 LG系列‘1位’サオブワン抜ける

大企業が‘消耗性資材購買代行(MRO)’事業拡張を自制することで中小流通商人らと合意した。だが、年間売上3兆5000億ウォンでMRO市場1位業者のLGグループの系列会社サーブワンが最終合意から抜け論難が予想される。

中小企業庁は韓国産業用材工具商協会と韓国ベアリング販売協会が大企業MRO系列会社4ヶ所を相手に出した事業調整申請が3日、自律調整で解決されたと明らかにした。iマーケットコリア(三星),N2B(ポスコ),コリアiプラットホーム(コーロン)は今後‘一定範囲’内のみで新規顧客会社を拡張することにした。iマーケットコリアとN2Bはグループ系列会社と1次協力業者の他に他の大・中小企業とは全く新規取引を開かない方針だ。ただしコリアiプラットホームは系列会社でない他の大企業および規模が大きい1次協力業者までも当分は新規取り引きを継続するものの、今後営業対象として大企業を減らしていくため努力することにした。また、3社全てで既に取り引き中の中小企業とは契約期間が終われば取り引きを切る計画だ。既存中小企業との取り引きが必要な場合には中小企業中央会との協議を経ることにした。

こういう合意を引き出すまでには1年を超えて産みの苦しみを味わった。韓国産業用材工具商協会と韓国ベアリング販売協会は昨年4月「大企業系列MRO会社の営業拡大で中小企業等の倒産が憂慮される」として事業調整申請を出した。中小企業中央会と中小企業庁の8回にわたる調整にもかかわらず、両者はするどく対抗したが、大企業に対する批判世論が広がり公正取引委員会がMRO会社の物量集めに対する調査を始め大企業は一歩後退するほかはなかった。チョ・ユヒョン中小企業中央会政策本部長は「企業型スーパーマーケット(SSM)事業調整以後、多くの大-中小企業が多者間合意を引き出したという点で同伴成長の良い先例となるだろう」と話した。

葛藤の火種はまだ残っている。サーブワンが 「他の大企業との新規取り引きを阻むことは受け入れられない」として最終合意から抜け出たうえに、事業申請対象ではなかったSK,現代自動車など他の13大企業MRO社がどのように出てくるかが不透明なためだ。また、工具・ベアリング品目だけに限定された合意案であり、事業調整申請を出すことが出来ない文具・段ボール箱など他の中小流通商人は大企業MRO社の今後の動向に神経を尖らせている。

ファン・イェラン記者 yrcomm@hani.co.kr

原文: 訳J.S