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再び動揺する金融市場

原文入力:2009-02-17午後10:16:34
為替レート 28ウォン↑ 証券市場48p↓
銀行 外貨需給 悪化…世界主要国 貨幣価値も下落

チョン・ナムギ記者

←対ドル 主要国通過 切上げ率

 

第2金融危機に対する不安感の拡散で為替レート・金利が急騰し株価は急落するなど国内金融市場が大きく揺れている。
16日ソウル外国為替市場でウォン-ドル為替レートは28ウォン急騰した1455.5ウォンで取り引きを終えた。去る9日につけた1381ウォン以後6日(取引日基準)で74.5ウォンも上がり、昨年12月5日の1475.5ウォン以後最高値だ。この日為替レートは1431ウォンで開場し一本調子で上がり一時は1460ウォンまで噴きあがった。

為替レートの急騰で株価は大きく下落した。KOSPI指数はこの日48.28(4.11%)下落した1127.19で取引を終え、KOSDAC指数も19.7(4.89%)下がった383.17で終わった。市中金利は上昇傾向を継続している。指標物の5年満期国庫債金利は前日より0.32%ポイント跳ね上がり年4.88%で締め切った。3年満期国庫債金利は年3.97%で0.28%ポイント上がり10年満期国庫債金利は年5.51%と0.25%ポイント上昇した。

ウォン-ドル為替レートが心理的抵抗線の1420ウォンと1450ウォンを軽々と突き抜けて国内金融市場では昨年のような外貨流動性危機が来るのではないかという憂慮が提起されている。特にアイルランドやロシアなど一部ヨーロッパ国家でのデフォルト(債務不履行)可能性が提起され世界的に第2金融危機に対する不安感が広がっている。東ヨーロッパ国家の対ドル貨幣価値は今年に入り15~20%ずつ暴落した状態だ。東ヨーロッパだけでなくユーロ貨幣(-8.7%),ニュージーランド ドル(-10.3%)等の主要国家貨幣価値も一斉に落ちている。

国内銀行の外貨需給条件は相変らず好転の兆しを見せない。政府と韓国銀行が着実に外貨を供給しているが、当初の期待とは異なり銀行の外貨借入金満期延長が円滑になされずにいる。ある都市銀行の資金部長は「外貨借入金満期延長が普通1~3ヶ月単位でなされており、外貨流動性改善にあまり役に立っていない」として「これらが長期物に転換されてこそ外貨資金市場が安定するだろう」と話した。

国内外の悪材料が重なり外国為替専門家たちはウォン-ドル為替レートが再び1500ウォン台に上がる可能性が高いと見ている。キム・トゥヒョン外換銀行外国為替運用チーム次長は「外国為替市場参加者たちが大部分為替レートがさらに上がると見て取り引きをしており追加上昇が避けられないものと見られる」と話した。

チョン・ナムギ選任記者jnamki@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/339387.html

原文: 訳J.S