原文入力:2011-02-16午後08:09:27(1063字)
17% 競争力高く 54% 後進的
イ・ユジン記者
伝統市場の間にも‘両極化’が進行している。再開発による商圏の変化、企業型スーパーマーケット(SSM)・大型マートの路地商圏進出など、多くの変化の中で‘うまくいく所はさらにうまくいき、だめな所は死んでもだめ’な姿だ。
中小企業庁が昨年4~12月、全国1517伝統市場に対し実態調査を行い、AからEまで5段階の等級を付けた現況を見れば、競争力が劣ると判断されるD,E等級市場は821ヶ所(54%)と現れた。商人組織、施設、店舗経営実態などを基準として競争力が高いA・B等級市場は264個(17.4%)であった。中小企業庁はこれを通じて2013年までに競争力を備えた伝統市場500ヶ所を育成する計画だと先月30日明らかにした。
ソウル、中浪区、忘憂洞のウリム市場は商人会を中心に市場商人らが多様な活動を繰り広げ困難を克服している。2001年、商人らが直接お金を集め市場にアーケード(屋根)を設置して以来、トイレ、駐車場工事など施設改善事業を着実に進めた。政府の支援を受け3階規模の駐車場ビルも作る計画だ。ウリム市場組合ユ・ウイジュン(57)理事長は「私たちも近隣大型マートとの競争で大変だが、政府の支援と商人たちの努力で克服しようとしている」と話した。
反面、去る10日に訪ねた中浪区、上鳳洞の東部市場は商圏の変化の中で困難に陥っていた。2003年に政府支援で20億ウォンをかけ環境改善事業を行ったが、数年後にソウル市にバス中央斜線ができ停留場の位置が変わり商圏が揺らぎ始めたという。東部市長のある食品店の主人は「流動人口が減り商売にならないため商人会に協力せず、一つになることができないので、一層商売にならない悪循環状況」とため息をついた。
在来市場商人たちは「今は自らの努力が重要だ」としつつも「市場を生かすためには政府の支援を通じた環境改善が必須」と口をそろえた。
中浪区、面牧洞のドンウォン市場で精肉店を営むペク・ナムヨン(59)氏は「2007年に市場に屋根をつけ、照明を設置した後に売上が2倍に上がった」として「市場専用駐車場の拡大が必要だ」と話した。 イ・ユジン記者 yjlee@hani.co.kr
原文: 訳J.S