原文入力:2011-01-28午後07:56:34(1414字)
豚肉価格 2ヶ月間で2倍 "10年間、こんな暴騰 初めて"
噴き騰がる物価に取り引き閑散
キム・ウンヒョン記者
←ソル(旧正月)連休を控えた28日昼、ソウル、西大門区、霊泉市場に買い物しに出てきた市民が、祭壇に上げる栗、ナツメ、薬菓など法事用品店の前を通りすぎている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
旧正月を控えた在来市場
"店を閉めることはできないので、ただやっていますよ。二ヶ月余前に100斤で45万ウォンした豚肉が90万ウォンまで騰がったので、この頃は原価でも大変です。"
ソウル、西大門区、霊泉洞の霊泉市場で ‘西大門畜産示範販売場’ を営むキム・ハクチョン氏は 「10年間、仕事をしているがこんなにあっという間に肉の値段が騰がったのは初めて」 とため息を吐いた。27日午後、キム氏の店で売る豚ヒレ肉は600g 7500ウォン、バラ肉は1万3000ウォンから1週間で1000ウォン程 騰がった。 昨年のこの時期に比べれば50%近く高い水準だ。
←旧正月直前主要農水産物価格比較
卵と雑穀などを積み上げて売っている店を訪ね卵1ケース(30ヶ入り)価格を尋ねた。 「王卵が5500ウォン、ものすごく上がっただろう。 先週4800ウォンだったが今はこうだよ」 と主人が快活な声で答えた。 すぐ隣の市場内スーパーでは ‘セール’ と書いた紙の下に ‘王卵6200ウォン’ と書かれていた。 スーパーで1ヶ1800ウォンするカボチャを手で触っていたある主婦は 「肉に加えてホウレンソウのような野菜もとても高く、今年の正月には雑菜(チャプチェ)のような食べ物はやめにして、4種類くらい作ってきた煎(訳注:チジミ、お好み焼き)も今回はタラ煎とカボチャ煎程度だけで済まさなければならないようだ」 と話した。
市場の入口両側では青果商人たちが旧正月大売りをむかえ、きれいな色紙で安い贈り物用りんごと梨の箱を並べている。 買い物かごを持った人々が行き来し、果物の値段を尋ねながらも大ぶりのりんごや梨を気前良くは買えずにいる。30年前からこちらで ‘霊泉青果’ を営んでいるチョン・テサン氏は 「法事用果物は旧正月の1・2日前に買っていくのでまだあまり売れていない」 として「それでも例年ならば贈り物用の箱は今ぐらいから売れ始めるが今年はまだ買う人があまりいなくて景気が持ち直したとは全く感じられない」 と話した。霊泉青果で売っている梨ギフトセットは7.5㎏が大きさにより3万ウォンから4万5000ウォン程度、近隣大型マートより15%ほど安い価格だ。
市場に入ってきて2時間が過ぎると氷のような冷気が靴の中に上がってきた。市場の真ん中の小さな店の前で、床に座って栗を剥いているハルモニから栗5000ウォン分(1㎏)を買った。旧正月の稼ぎ時だが商売はどうかと尋ねると、袋を渡しながら 「名節がくるような気がしないよ」 と答えるハルモニの口から髪の毛のように白い息がもれた。
キム・ウンヒョン記者 dmsgud@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/461215.html 訳J.S