原文入力:2010-10-15午前08:54:42(1533字)
一夜で町内スーパーの目の前に開店
"工事中はピザ店の横断幕"
*SSM(訳注:企業型スーパーマーケット)
イ・スンジュン記者
←ロッテSSM‘一夜の奇襲開業’
ソウル、鍾路区、大学路のラッキー安売りマート職員たちは去る11日朝、出勤途上に‘後頭部’を殴られたような衝撃を受けたと語した。前日12時にマートのドアを閉めて退勤する時まではなかった企業型スーパー(SSM) ‘ロッテ マイスーパー’が、この日の朝には すぐそばの建物に登場したためだ。ラッキーマート職員C氏は「10日くらい工事が進められていたが、もしやと思い工事作業員たちに聞くと、内部工事をしているという話だけを聞き、元々あったピザ店のリモデリングだと思った」と話した。実際、周辺の商人たちは工事用目隠し幕の外側から‘ピザ店準備中’という小さな横断幕が懸かっているのを見たと伝えた。14日に会ったこの建物の駐車場管理職員は「横断幕だけを見てそうだと思っていた」と話した。周辺不動産業者らは「私たちも何が入ってくるのか気になっていたが、開店前日にスーパーが入ってくるのだと思った」と話した。20m程 離れた競合ピザ店も、元々あったピザ店が廃業するのかもしれないと思っていた。周辺商人たちも 「はっきり言ってラッキーマートがやられたんだ」としながら苦々しがった。
企業型スーパー規制関連法案の国会通過が遅れている中で、このように大型流通業者が周辺商人らの目を欺き奇襲的に開店し周辺商人たちの眉をひそめさせている。
最近、企業型スーパーが論難になり、周辺商人に知らせずに静かに開店を推進する所が増えたが、今回のロッテ マイスーパーの場合にはピザ屋のリモデリングをするように周辺の目を欺く方法まで登場したのだ。企業型スーパー入店事実が知らされれば周辺商人が事業調整申請をすることになり、その場合には当局から開業延期勧告を受けることになるのを避けようとする‘こすからい手’だ。
この日訪ねたロッテ マイスーパー大学路店はお客の足が忙しい中で"魚大安売り" を叫ぶ声が外に響いていた。反面、そばの建物地下1階のラッキーマートでは3,4人のお客さんだけが商品を選んでいた。8年間ラッキーマートを運営してきたイ・某(43)代表は「スーパーができた後、数日間 一日の売上が25%程度減った」として「もう少しは余裕ができるかと思ったが、店をたたむか維持するか、苦しく暗たんたる心情」と話した。彼は近い将来、周辺商人と共に事業調整申請を提出する予定だ。
これに対し、ロッテスーパー関係者は「出展計画に従って内部工事など開店準備を進行してきたし、出店を意図的に隠したわけではない」と解明した。ロッテ マイスーパー大学路店関係者は「開業前日に来てみたが垂れ幕が懸かっているのは見ることができなかった。下請け業者が工事を引き受けたので正確な事実はよく分からない」と話した。
アン・ジンゴル参与連帯民生希望チーム長は「政府と与党が親庶民と共生を口にしながら、その核心である企業型スーパー規制関連法案の通過を先送りしている状況が嘆かわしい」として「特に企業型スーパーが大学路のような小型自営業者たちが密集している所は避けて開店をしてきたが、今はこうしたところまでお構いなしという状況なので問題が非常に深刻だ」と指摘した。
文・写真 イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/443896.html 訳J.S