原文入力:2010-10-07午後07:32:30(1157字)
野菜暴騰で先月4.1%↑
国際原油価格など不安要素 依然
ファン・ボヨン記者
←生活物価指数 上昇率推移
いわゆる‘買い物かご物価’と呼ばれる生活物価が2年ぶりに最も大幅に上がった。野菜類を中心にした食料品価格が大きく上がり生活物価を全般的に引き上げたためだ。
7日、統計庁の生活物価指数推移を見れば、9月生活物価は昨年同月に比べ4.1%上がった。これは世界金融危機で景気が急激に悪化した2008年10月の4.8%以後の最高値だ。生活物価指数は庶民の体感物価を示すために購入頻度と支出比重が高く価格変動を敏感に感じる152品目を対象に作成される。
生活物価は昨年5月から10月まで1%台の増加(前年同月比基準)に留まり、今年に入っても2~3%水準を維持してきた。しかし9月に入り気象悪化と農産物作柄不振などで生鮮食品物価が大きく上がり生活物価上昇率にも影響を及ぼした。 9月生活物価は貸切保証金・月払い家賃を含めた指数でも3.8%上がり、2008年11月(3.8%)以後、上昇率が最高値だった。
152品目中で前年同月に比べ上がった品目が116個に達し、17品目は変動がなく、19品目だけ価格が下がった。100%以上 価格が急騰した品目はサンチュ(233.6%)とカボチャ(219.9%),ダイコン(165.6%),ホウレンソウ(151.4%),キュウリ(133.7%),スイカ(128.0%),ハクサイ(118.9%),ニンニク(101.1%)等、野菜と果物が主だった。
生鮮食品の他にも氷菓類が1年前より18.1%上がり、炊事用液化石油ガス(13.6%)と自動車用液化石油ガス(12.1%),粉石鹸(11.4%),コチュジャン(10.7%),チリ紙(9.5%),書籍(9.45),コーラ(8.0%)等も上昇幅が大きかった。ローション(6.6%)と紳士靴(6.2%),幼稚園納入金(6.0%)等も前年同月に比べ少なくない上昇幅を記録した品目だ。
9月以後にも生活物価は大きく下がる可能性は高くない。農水産物価格が簡単には正常化しがたく見える上に、国際石油価格がバレル当たり82ドルを越えるなど、国際原材料価格も不安な状況であるためだ。企画財政部関係者は「関係部署間協議を通じ、農水産物需給対策を準備しモニタリングしている」として「今年残った期間には国際石油価格と原材料価格などが変数になりうる」と話した。ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/442722.html 訳J.S