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"‘韓国輸出用’中国産白菜価格 80% 上昇"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/442018.html

原文入力:2010-10-04午前08:27:40(1315字)
物量少ないのに輸入業者が集まるや急騰
"山東省は韓国人たち 白菜戦場"

キム・ヒョンデ記者、イ・ギョンミ記者

白菜・大根など野菜価格暴騰に政府が輸入関税をなくすなどの対策を出したが、実際 中国現地では白菜価格が連日暴騰しており、それでも白菜物量の確保が難しいことが明らかになった。秋のキムチ漬け用白菜が出荷され始める今月下旬以前には、供給拡大の妙策がないという診断が現実化している。

3日 中国、山東省に滞在している民間輸入業者K氏は<ハンギョレ>との通話で「この日、白菜のt当たり価格が350ドルで、わずか半月間に70~80%も高騰するなど、山東省は韓国人たちの白菜戦場になった」とし「一日も欠かず跳ね上がるばかりだ」と現地事情を伝えた。彼は先月下旬、山東省白菜産地に渡り1週間以上 留まったが、まだ白菜輸入物量を確保できないとし、「白菜20tをのせるコンテナ3~4個物量だけ確保しても成功」と話した。農林水産食品部は去る1日‘キムチ漬け季節野菜類供給対策’で年末まで輸入白菜・大根に無関税を適用すると明らかにしたが、中国産白菜輸入物量はそんなに多くないだろうという展望が説得力を持っている。

輸入物量確保が難しい最も大きな理由は、今年 中国現地で中が詰まった韓国型白菜の栽培面積が減るなど、供給物量自体が極めて限定されているためだ。中国白菜は大部分が茹でて食べる浅漬けキムチ型で、韓国型白菜はキムチ輸出業者供給用で一部栽培しているに過ぎないということだ。

韓国型白菜の需要が急増しながら、韓国へ輸出する現地キムチ企業等がハクサイを手当てできない現象も起きている。

K氏は「中国で生産される韓国型白菜はほとんど全てキムチ輸出業者に供給され、結局 韓国に入ると見れば良いこと」とし「中国白菜の韓国直輸入を増やす場合、それだけ韓国輸出用キムチ生産量が減り、結局は韓国市場のキムチ供給量減少につながる」と話した。白菜を輸入するためにキムチ輸入を減らすか、あるいはキムチ輸入を維持するために白菜輸入をあきらめるかを選択しなければならない問題であり、白菜とキムチの輸入物量を同時に増やす方法はないということだ。

ソウル、可楽市場の競売市場で輸入白菜が取り引きされないという点も問題点に挙げられる。K氏は「韓国に物を持っていっても可楽市場の仲買人たちが手数料収入の少ない輸入白菜は取り扱わない」として「自ら販路を確保しなければならない負担のために物量確保に慎重にならざるをえない」と話した。

一方、ソウル市は4億ウォン程をかけ、来る5~20日 10万世帯が3株ずつ浸けることができる白菜1千tを中浪区、忘憂洞のウリム市場など伝統市場16ヶ所で市中価格の70%水準で割引供給すると明らかにした。  キム・ヒョンデ先任記者、イ・ギョンミ記者 koala5@hani.co.kr

原文: 訳J.S