原文入力:2010-08-17午後08:28:14(1798字)
親環境で疲れない…市場規模 急速成長
核心部品 相次ぎ国産化…自動車業者も製品化
イ・ヒョンソプ記者
←世界電気自転車市場規模
去る4月、北京モーターショーで中国自動車市場1位を占めているフォルクスワーゲンの言論公開行事舞台に開発担当総括責任者のウルリヒ ハーケンベルク博士が乗って登場したのは車ではなく電気自転車‘E-バイク’だった。半分に折りたたみトランクのスペアタイヤの場所に入るように設計されたこの自転車は、自動車の補助移動手段として使うことができる。ハーケンベルク博士は「フォルクスワーゲンがまもなく電気自転車市場にも進出するだろう」と明らかにした。
親環境的移動手段として再び脚光を浴びている自転車に、電気モーターを結合した電気自転車が産業界の話題に浮上している。国内でも電気自転車の核心部品が次から次へ国産化される中で、大企業までが電気自転車市場に参入する準備を整え普及が急速に拡大する可能性もある。電気自転車は親環境時代の交通手段の代案として性能と実用性が充分なためだ。
電気自転車は自転車のペダルを人ではなく電気モーターが回して走行する自転車をいう。製品ごとに性能は異なるが、最高速度は時速25km前後で一回の充電で走れる距離は40km内外だ。電気自転車が脚光を浴びるのは、その親環境性のおかげだ。25V容量程度の二次電池を充電する電力を除けば移動する時にエネルギー消耗と排出ガスが出ない。その上、市内移動ならばスクーターやバイクに劣らない機動力まで整え、電池がなくなればそのままペダルを踏んで走れば良いという利便性まで備える。
こういう魅力のおかげで世界電気自転車市場は急速に成長している。電気自転車専門紙の<エレクトリック パイクス ワールドワイド リポート>は、全世界電気自転車市場が昨年2400万台から今年2900万台、来年には3900万台へ急激に成長すると見通した。ヨーロッパと中国で特に販売が急速に増加している。隣国日本でも電気自転車はすでに小型バイク市場を追い越した。昨年、日本で電気自転車は36万4800台売れ、25万5500台を販売した小型バイクを2年連続で抜いた。大衆化をリードした製品は三洋電気、ヤマハ、ブリジストンなどの大企業製品だ。
国内ではまだ電気自転車販売が1万台に達し得ないほど微小だが、最近 電気自転車生産や技術開発が急激に進行しているので市場がパッと花咲くことかもしれないという展望が出てきている。先月末、三千里自転車が儀旺工場で市場に出した電気自転車‘クリニティ’の場合、サムソンSDIが開発したリチウムイオン バッテリーとSPGモーターが開発したモーターなどの核心部品を含め全体部品の71%が国産化された。最高速度は時速25kmで1回の充電で40km走ることができる。ペダルを同時に踏む場合、60km以上の走行が可能で中距離用としても遜色がない。価格は129万ウォンだ。三千里自転車はクリニティの他にも定速クルーズ機能を持った‘エイワン’(最高時速22km、走行距離35km、価格105万ウォン),‘エノジェン’(最高時速22km、走行距離35km、価格90万ウォン)等の電気自転車を販売中だ。
自動車・部品業者も電気自転車市場に飛び込んでいる。手作りスポーツカー スピラを生産するオウルリム ネットワークスは最近、前輪が2ヶ、後輪が1ヶの逆3輪型電気自転車‘スピラ エルビーク’の試験用モデル(プロトタイプ)を発表した。300Wモーターと36Vバッテリーを採択したこの自転車は最高時速25km,1回充電で25kmを走ることができる。オウルリム ネットワークス側は 「2ヶ月間の量産期間で重さを減らし性能を高め10月から一般販売に入る」と明らかにした。価格は200万ウォン程度と予想される。自動車部品業者のマンドは来たる10月に一山キンテックスで開かれる世界自転車博覧会で初めて電気自転車をリリースする予定だ。
イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/435467.html 訳J.S