チャットGPT(ChatGPT)の開発会社のオープンAIが、1220億ドル(約19兆円)規模の資金調達を完了した。
オープンAIは先月31日(現地時間)、自社のブログを通じて、最近実施した投資ラウンドで1220億ドル相当の資本調達を完了し、企業価値が8520億ドル(約135兆円)に達したと発表した。これに先立って2月末に、オープンAIは資金調達の過程で戦略的パートナーであったソフトバンク、アマゾン、エヌビディアなどから1100億ドル規模の投資を受けたと明らかにしていたが、最終的には120億ドル増えた1220億ドルで締めくくったことになる。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、今回の投資規模を「シリコンバレー史上最大規模」と評価した。
新たに流入した120億ドルの投資には、専門投資会社に加えて個人も参加した。オープンAIは、今回の投資で初めて銀行チャンネルを通じて個人投資家の参加機会を認め、30億ドルを調達したと発表した。資産運用会社アークインベストの上場投資信託(ETF)に組み入れる計画でもあると述べた。
今年下半期に企業公開(IPO)を控えるオープンAIは、チャットGPTが売上や利用頻度の面で競合他社のモデルを大きく上回っていると強調した。同社はチャットGPTのリリースから1年で売上10億ドルを記録し、2024年末には四半期ごとに10億ドルを稼ぎ、現在は月間売上が20億ドルに達したと発表。この売上増加速度について「グーグルやメタを含むインターネットとモバイルの時代を定義した企業よりも4倍速い」と述べた。また、チャットGPTの週間アクティブユーザーは9億人に達し、ユーロの利用者数も5千万人以上にのぼるなど、消費者が利用するAI分野で「圧倒的リーダー」であることを改めて強調した。
オープンAIは現在、チャットGPTと自社が開発したコーディングツール「Codex」、ウェブブラウジングなどの機能をひとつにまとめた「スーパーアプリ」の開発を進めていると明らかにした。スーパーアプリについて「ユーザーは分断されたツールではなく、意図を理解し行動を起こす単一のシステムを求めている」とし、「単なる製品の簡素化ではない配布戦略」であることを強調した。