韓国総合株価指数(KOSPI)が16日、またも4000を下回った。取引日数で10日ぶりだ。「人工知能(AI)バブル論」の影響に加え、中国の景気減速に対する懸念が広がり、2%を超える下落となった。
韓国取引所によると、この日KOSPIは前取引日に比べて91.46(2.24%)下落の3999.13で取引を終えた。KOSPIが4000を割ったのは、今月2日(3994.93)以来10取引日ぶり。
AIバブル論が収まっていないことで米ニューヨーク証券市場が弱含みだったことも影響したが、中国の景気減速に対する懸念がより大きな影響を及ぼした。中国国家統計局は15日、11月の小売販売が前年同期に比べ1.3%増にとどまり、10月の増加率(+2.9%)を大きく下回ったと発表した。産業生産も昨年同月に比べて4.8%増にとどまり、増加率が昨年8月以降の最低値を記録した。これを受け、15日(現地時間)のニューヨーク商業取引所で1月引き渡し分のWTI原油先物が0.62ドル(1.08%)下落の1バレル当たり56.82ドルで取引を終えるなど、景気減速への懸念が広がった。
ナスダック総合指数が0.59%下落した後に取引が開始されたソウル証券市場は、KOSPIが2.73(0.07%)上昇の4093.32で幕を開けたが、時間がたつにつれて下落幅が拡大した。
サムスン電子は1.91%、SKハイニックスは4.33%下落。LGエナジーソリューションが5.54%、現代自動車が2.56%、HD現代重工業が4.9%下落するなど、時価総額上位銘柄の大半が大幅に下落した。一方、サムスンバイオロジクス(+1.02%)、斗山エナビリティ(+0.26%)、韓国電力(+0.6%)などは上昇して取引を終えた。
外国人投資家は有価証券市場で1兆344億ウォン(約1080億円)、コスダック市場で3595億ウォン(約377億円)の売り越し。機関投資家は有価証券市場で2213億ウォン(約232億円)、コスダック市場で67億ウォン(約7億200万円)の売り越し。
外国人投資家の株売りの中、ウォン-ドル相場は6.0ウォン安の1ドル=1477.0ウォンで取引を終えた。
コスダック指数は22.72(2.42%)下落の916.11で取引を終えた。