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「韓国、半導体・船舶などの主力事業すべてで5年後には中国に追い越される」

登録:2025-11-18 20:05 修正:2025-11-18 22:31
韓国経済人協会、10大輸出主力業種の企業を対象にアンケート調査
平沢港に輸出用の車が駐車している/聯合ニュース

 2030年には韓国の10大主力事業のすべてで中国に後れをとるだろうと、韓国の輸出諸企業が判断していることが分かった。現在、韓国企業が中国に対し競争力の優位を示している半導体、電気・電子、船舶などの業種まで含めて、5年後には中国に追い越されるだろうと見られている。

 韓国経済人協会は先日モノリサーチに依頼し、韓国国内の売上高上位企業1千社のうち半導体・自動車など10大輸出主力業種の企業200社を対象にアンケート調査を行った結果、このように把握されたと17日明らかにした。

 アンケート調査の結果を見ると、回答企業全体の62.5%は現時点で韓国の輸出の最大競争国として中国を挙げた。続いて米国(22.5%)、日本(9.5%)などの順だった。2030年の最大輸出競争国もやはり中国と答えた割合が68.5%で最も多かった。中国との輸出競争がさらに激しくなるだろうという見通しだ。

 回答企業は、現時点の韓国企業の競争力を100と仮定した場合、主要国の企業の競争力を米国107.2、中国102.2、日本93.5と評価した。数字が大きいほど競争力が高いという意味で、回答企業の判断では中国がすでに韓国を追い越したという話だ。

 業種別では現在、中国が鉄鋼(112.7)、一般機械(108.5)、二次電池(108.4)、ディスプレイ(106.4)、自動車・部品(102.4)の5業種で韓国を追い越したと企業が判断していることが分かった。韓国の10大輸出主力品目のうち半分が中国に後れをとっているという話だ。

 韓国企業は特に、2030年になれば中国企業の競争力の水準は112.3で米国(112.9)を下回るが、10大主力業種すべてで中国が韓国より優位に立つだろうと予想した。現在、韓国企業が中国に比べて競争力の優位にある半導体、電気・電子、船舶、石油化学・石油製品、バイオヘルスなど残りの5業種まで5年後には中国に抜かれるという話だ。

 今回の調査で、中国を韓国の最大競争国として挙げた企業は、現在商品ブランドを除いた価格競争力、生産性、政府支援、専門人材、主要技術などのほとんどの分野で中国企業の競争力は韓国より高いと評価した。

 韓国企業は、韓国製品の競争力低下、対外リスク増加、内需不振、AIなどの主要技術の人材不足などを競争力向上の主な障害物に挙げた。また、これを改善するためには、政府の対外リスク最小化、人材養成システム構築、税制・規制緩和など経済効率性向上、未来技術への投資支援拡大などが必要だと要求した。

パク・チョンオ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1229597.html韓国語原文入力:2025-11-17 19:17
訳J.S

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