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サムスン電子・SKハイニックス、1日で時価総額7兆円弱増…二社がKOSPI牽引

登録:2025-11-03 19:09 修正:2025-11-04 06:56
KOSPI、2.78%高の4218.65で取引終了
3日、ソウル市永登浦区の韓国取引所広報館の電光掲示板にKOSPI指数が表示されている。同日、KOSPI指数は前取引日に対し114.37ポイント(2.78%)上がった4221.87で、KOSDAQは14.13ポイント(1.57%)上がった914.55で取引を終えた。韓国の代表半導体銘柄であるサムスン電子は3.35%上がった11万1千100ウォンで、SKハイニックスは10.91%上昇した62万ウォンで取引を終えた/聯合ニュース

 韓国総合株価指数(KOSPI)が4100を超えてから1日で100以上上昇し4200台に上がった。SKハイニックスの株価は初めて60万ウォンを超え、サムスン電子も11万ウォンを上回った。時価総額1、2位の半導体メーカーが主導する上昇傾向が続いている。

 同日、KOSPIは前取引日に比べて2.78%上昇し、4218.65で取引を終えた。上げ幅は114.37に達し、今年に入って4月10日(151.36)に次いで2番目に大きかった。4日連続の上昇だ。

 同日、KOSPIの時価総額は3474兆ウォン(約375兆円)で、前取引日に比べて93兆5982億ウォン増えた。SKハイニックスが10.91%(6万1000ウォン)急騰した62万ウォンで取引を終え、時価総額が43兆6801億ウォン増えた。サムスン電子は3.35%(3600ウォン)値上がりした11万1100ウォンで取引を終え、時価総額が20兆1268億ウォン増えた。両銘柄の合計時価総額増加分(63兆8069億ウォン=約6億9千億円)は、有価証券市場全体の時価総額増加分の68.2%に達した。

 10月31日に1兆3164億ウォンを買い越した外国人投資家がこの日は7964億ウォンの売り越しに転じた。一方、1兆1063億ウォンを売り越した機関投資家らがこの日は1854億ウォン分を買い越して株価を支えた。

ソウル市中区のハナ銀行本店ディーリングルームでディーラーが業務を行っている/聯合ニュース

 証券アナリストらは、両社が米国のAI半導体チップ設計会社のエヌビディア(NVIDIA)とAIファクトリー構築に協力することにしたことが成長の期待感を高め、株価を引き上げたとみている。「AI同盟」に参加した現代自動車グループでも、最も大きい恩恵を受けると期待されるグループ内のシステム統合(SI)専門担当企業である現代オートエバーが11%も急騰した。

 SKハイニックスは10月27日に53万5000ウォンまで上がった後、10月31日には55万9000ウォンとなり、4取引日で4.5%の上昇にとどまった。しかし、同日再び10%以上急騰し、市場の主導株として健在であることを示した。興國証券が目標株価を55万ウォンから75万ウォンに引き上げるなど、韓国の複数の証券会社が最近相次いでハイニックスの目標株価を70万ウォン台に引き上げた。

 同日の株価上昇幅はハイニックスに大きく及ばなかったが、市場の関心がさらに集まった銘柄はサムスン電子だ。サムスン電子はこの日まで3日連続で上昇率が3%を超えた。ここ4営業日での上昇率は11.7%に達した。エヌビディアは先月31日、報道資料を通じて、サムスン電子を高帯域幅メモリー(HBM3EとHBM4)の主要供給会社として言及し、協力を公式化した。

 KB証券はこの日の報告書で、サムスン電子の来年の売上高が今年より15%増加した376兆ウォン(約40兆5千億円)、営業利益が108%増加した82兆ウォン(約8兆8千億円)で史上最高値に達するとし、目標株価を15万ウォンに上げ業種内の最選好株として提示した。新韓金融投資が14万7千ウォン、NH証券が14万5千ウォンを提示するなど、他の証券会社もこのところ目標株価を相次いで引き上げている。

チョン・ナムグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1227118.html韓国語原文入力:2025-11-03 17:09
訳J.S

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