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65歳以上のドライバー、事故率13%高い…重傷、死亡も多い=韓国

登録:2024-07-08 06:09 修正:2024-07-08 07:39
年齢別事故率は30歳未満>60歳以上>30代の順で高い
ソウル市内で道路と歩道の間に設置された安全フェンス/聯合ニュース

 65歳以上の高齢ドライバーの事故率が65歳未満より高いことが分かった。事故が発生した時の平均被害者数も高齢ドライバーの場合がより多く、被害者の負傷もより大きいことも分かった。ただし、昨年の保険事故をドライバーの年齢別に細分化した結果、60歳以上の高齢者より30歳未満の「若いドライバー」の事故発生率が高いことが確認された。

 韓国保険開発院の説明によると、昨年保険に加入した記名被保険者基準で65歳以上の事故率は4.57%で、65歳未満(4.05%)より13%高かった。保険契約件数に比べて事故件数がどれくらいになるかを示す数字だ。

 事故が起きた時、被害者数と被害者が重傷を負った比率も65歳以上でさらに高かった。事故の平均被害者数は65歳未満では1.96人だったが、65歳以上では2.63人だった。事故被害者のうち負傷等級基準で重傷者と死亡者を合わせた割合も65歳未満では7.67%だったが、高齢ドライバーの場合は8.72%で1ポイント以上高かった。

 これによって、損害率も65歳以上でより高かった。損害率は保険会社が保険加入者から受け取った保険料のうち、事故発生によって支給された保険金の割合だ。昨年、65歳以上のドライバーに対する損害率は80.2%で、65歳未満(76.3%)より高かった。時系列を広げてみると、損害率は2020~2022年には65才未満のほうが高かったが、昨年には逆転した。

 ただし、年齢層を細分化してみると、65歳未満の中でも世代別に差が大きいという分析結果も確認できた。保険開発院が昨年発生した保険事故を分析して出した資料「自動車保険対人事故で見た広域市道および市郡区別交通事故現況分析」によると、昨年の全体事故発生率(個人用責任保険加入車基準)は4.7%だった。世代別では30歳未満が7.9%で最も高く、続いて60歳以上が5.0%、30代が4.8%で平均より高かった。40代と50代の事故発生率はそれぞれ3.9%、4.6%で、平均より低かった。

チョ・ヘヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1148009.html韓国語原文入力:2024-07-07 18:56
訳H.J

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