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韓国、半導体・自動車輸出が回復…経常収支、9カ月連続黒字

登録:2024-03-08 20:21 修正:2024-03-09 06:26
1月の商品収支黒字は42.4億ドル…配当収支の黒字幅は減少
釜山港にコンテナが積まれている/聯合ニュース

 韓国の経常収支が9カ月連続で黒字基調を維持した。半導体・自動車の輸出好調が続いた影響だ。

 韓国銀行が8日に発表した国際収支(暫定)によれば、今年1月の経常収支は30億5千万ドルの黒字と集計された。昨年5月以降、9カ月連続黒字だ。黒字の規模は前月(74億1千万ドル)より減った。

 商品収支が昨年4月以降10カ月連続で黒字(42億4千万ドル)を出した。輸出(552億2千万ドル)は昨年1月より14.7%増えた。輸出は昨年10月、1年2カ月ぶりに反発(前年同月比)した後、4カ月連続で増加傾向が続いた。品目別に見ると、半導体、乗用車、機械類・精密機器、石油製品などが二桁の増加率を示した。地域別では米国、東南アジア、中国などへの輸出回復傾向が強かった。

 逆に輸入(509億8千万ドル)は8.1%減少した。エネルギー価格下落の影響で原材料の輸入が前年同期より11.3%減少した。原材料の中でガス・化学工業製品・石炭の輸入が大幅に減った。情報通信機器を中心に資本財の輸入と乗用車・穀物など消費財輸入も減少した。内需不振の影響というのが韓銀の説明だ。ただし、原油と石油製品の輸入は増えた。

 商品収支とは異なり、サービス収支は26億6千万ドルの赤字を記録した。出国者数の増加で旅行収支の赤字(-14億7千万ドル)が続き、知的財産権収支も5億2千万ドルの赤字だった。

 本源所得収支は黒字幅(16億2千万ドル)が減った。韓国企業の海外子会社の配当収入が減り、配当所得収支の黒字が縮小した。本源所得収支は海外配当所得の非課税により’昨年の韓国経常収支黒字の最大の支えになった。

キム・フェスン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1131455.html韓国語原文入力:2024-03-08 18:47
訳J.S

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