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1ドル=1362.6ウォン…独歩的なドル高に円・ポンドも暴落

登録:2022-09-02 19:55 修正:2022-09-03 05:58
ウォン、2009年4月以来13年5カ月ぶりの最安値 
円-ドル為替レートも24年ぶりに140円台 
ポンドも1カ月で5%暴落…ブレグジット水準
2日、ソウル市明洞のハナ銀行本店でスタッフが株価と為替レートをモニタリングしている。ウォン-ドル為替レートは13年5カ月ぶりに1,360ウォンを突破した。この日ソウル外国為替市場でドルーウォン為替レートは前日終値より7.7ウォン上がった1ドル1,362.6ウォンで取引を終えた。終値基準で2009年4月1日(1,379.5ウォン)以後最も高かった/連合ニュース

 ドルの前に主要国の通貨が軒並み崩れている。1ドルあたりのウォンレートは、連日のように年間最安値を更新し、ついに1360ウォンも突破した。ドルに対する日本円の価値も24年ぶりの最低に墜落し、英ポンドの価値も6年ぶりに最も大きく下落した。

 2日、ソウル外国為替市場でウォン-ドル為替レートは前取引日より7.70ウォン安の1362.60ウォンで締め切られた。終値基準でグローバル金融危機の2009年4月1日(1379.50ウォン)以来13年5カ月ぶりの最安値だ。この日、ウォン-ドル為替レートは1342.0ウォンで取引が始まり、取引中には1363.0ウォンまで下がった。取引中の基準では2009年4月21日(1367.0ウォン)以来最も安い水準だ。

 世界中でドルは独歩高だ。米国連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先月26日(現地時間)、ジャクソンホール会議で「物価安定のためかなりの期間緊縮的通貨政策を維持する」と明らかにしたことで「最後の安全資産」であるドルの価値はますます高まっている。

 この日、東京の外国為替市場では円-ドル為替レートも140.37円まで下がった。1ドル当たり140円を超えたのは1998年8月以降24年ぶり。今年に入って、円‐ドル為替レートは18%も下落した。このような下落幅は、1979年(19%)以後43年ぶりの最大であり、1973年の変動為替レート制導入以来2番目に大きい。

 英国ポンド貨の価値も暴落している。ドルに対するポンドの価値は、先月1カ月で約5%下落し、「ブレグジット」(英国の欧州連合脱退)決定が出た2016年以降、最も大幅な下落だった。ドルに対するポンド貨の価値は、ブレグジット投票があった2016年6月に約8%、10月には約6%それぞれ下落した。

 1日(米国時刻)、ユーロ・円・ポンドなど主要6通貨に対するドルの価値を示すドルインデックス(1973年3月=100)も、取引中に109.99まで上がり、2002年6月1日(109.63)以後で最高値を記録した。

 世界的にドル高が続く中、韓国ウォンは貿易収支の赤字負担も負っている。韓国銀行は先月31日、「金融・経済問題分析」で、最近のウォン-ドル為替の下落の流れについて「米国ドルがきわめて強いだけでなく、韓国の貿易収支赤字持続などに起因している」と分析した。貿易収支が赤字を続けるなかで、韓国のドル資金需給に対する不安が強まっているという意味だ。

チョン・スルギ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/1057278.html韓国語原文入力: 2022-09-02 16:56
訳J.S

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