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金浦空港から三成駅まで10分…「エアタクシー」商用化の道が開かれた

登録:2021-11-12 09:16 修正:2021-11-12 12:18
金浦空港に造成される都心航空交通(UAM)離着陸施設「バーチポート」の予想図=韓国空港公社提供//ハンギョレ新聞社

 早ければ2025年から、金浦(キンポ)空港からソウル地下鉄2号線の三成(サムソン)駅まで約10分で移動できる「空飛ぶタクシー」を商用化できる道が開かれた。

 SKテレコムは11日、韓国空港公社・韓火システム・韓国交通研究院・Tマップモビリティとともに国土交通部が主管した「韓国型都心航空交通(K-UAM)空港実証」で、首都圏のUAMの商用化に向けた運用モデルを発表したと明らかにした。

 別名「エアタクシー」と呼ばれる都心航空交通(UAM・Urban Air Mobility)は、航空と情報通信技術(ICT)が融合した次世代モビリティの一つの形態に挙げられる。SKテレコムは同日、金浦国際空港の外部上空を3分ほど旋回したUAM操縦士と、地上統制所を移動通信網で安定的につなぐことに成功した。航空機が行き交う空港でUAMが離着陸する際に安全に管制できる統合システムと、顧客が他の交通手段に迅速に乗り換えできるサービスなどを構築するために必要な試演だ。韓国空港公社はUAM航空機統合管制システムと金浦空港などに造成されるバーチポート(UAM離着陸施設)のモデルを、韓火システムは最大時速320キロで飛行する5人乗りエアモビリティ機体「バタフライ」の実物模型を発表した。

 商用化の目標時期は2025年ごろ。同社は商工網通信技術を活用した運航および交通管理を、Tマップモビリティはアプリ基盤の予約・連携交通搭乗インフラを担当するというのが会社側の説明だ。SKテレコムのユ・ヨンサン最高経営者(CEO)は「SKテレコムの進んだ通信およびデジタルインフラをもとに、UAM産業の発展に主要な役割を果たし、交通の混雑による社会的コストを減らし、温室効果ガス排出のない環境にやさしい交通手段の定着にも貢献する」と述べた。

ソン・ダムン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1018906.html韓国語原文入力:2021-11-11 15:04
訳C.M

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