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韓国、第3四半期のGDP成長率1.9%…今年に入って初めて持ち直し

登録:2020-10-28 05:42 修正:2020-10-28 08:22
韓国銀行、第3四半期の実質国内総生産速報値を発表 
輸出が15.6%急増し、成長を牽引 
設備投資6.7%増加、民間消費0.1%減少
//ハンギョレ新聞社

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で第1~2四半期連続で逆成長を記録した韓国経済が、第3四半期に持ち直しにひとまず成功した。ただし、米国や欧州を中心にCOVID-19の第二派が押し寄せるなど、不確実性が高まっており、本格的な景気回復傾向が現れたとはいえないという分析もある。

 韓国銀行(韓銀)は27日、第3四半期の実質国内総生産(GDP)成長率(速報値)が前期に比べて1.9%だったと発表した。国内外の証券会社の予想見通し(1.3~1.7%)を上回るうえに、今年8月に韓銀が年間経済成長率の目標値(-1.3%)の必要条件として示した「1%半ばの成長率」よりも高い。国内で生産した財貨とサービスを市場価格に換算したGDPは、韓国の経済成長の推移を見極める指標だが、第1四半期(-1.3%)と第2四半期(-3.2%)ともに前期より減少したものの、第3四半期に入ってからは増加した。

 自動車や半導体を中心にした輸出が、第2四半期より15.6%増えた影響が大きい。今年第1四半期(-1.4%)と第2四半期(-16.1%)の輸出下落分をかなり挽回した。輸出が1四半期でこれほど大幅に増えたのは、1986年の第1四半期(18.4%)以来初めて。輸入も原油、化学製品などを中心に4.9%増加し、設備投資も機械類・運送装備などの増加で6.7%増えた。ただし、民間消費が衣類などの準耐久財の低迷で0.1%減少し、建設投資も土木建設の萎縮などの影響で7.8%減少した。

 業種別に見ると、製造業は前期より7.6%、農林漁業は1.8%増えた。サービス業は-0.7%と、回復がかなり遅かった。サービス業の中では医療保健・社会福祉(3.8%)、運輸業(3.3%)、金融および保険(1.9%)などの成長率が高く、対面サービスの比重が高い卸・小売宿泊飲食(0.3%)と不動産業(0.2%)、教育サービス業(0.9%)などの成長率はあまり変わらなかった。電気・ガス・水道事業(-7.4%)、建設業(-5.5%)などは前期より減少した。

 第3四半期の成長率の持ち直し幅が予想より大きかったものの、今後の景気回復の見通しについて、韓銀は慎重な反応を示した。パク・ヤンス局長は「第3四半期の1.9%の持ち直しで実際の年間成長率が韓銀の見通し(-1.3%)を上回るとの期待もあったが、欧米などでCOVID-19が再び広がりをみせており、こうしたリスク要因を考慮すれば年間成長率はまだ見通しの範囲にあるとみられる」と説明した。また、「第3四半期のGDPは昨年同期に比べて依然として低い水準であり、今後引き続き上昇傾向にあるかもまだ分からない」とし、「運輸、旅行などサービス生産と輸出の回復が遅れていることから、V字のように完全に回復すると断定するのは難しい」と付け加えた。

 ホン・ナムギ副首相兼企画財政部長官も同日「第4四半期にはレベル1への防疫段階緩和に支えられ、内需を中心に景気改善の流れが続くものと予想される」としながらも、「ただ、COVID-19のグローバル拡散傾向が深刻化し、米大統領選挙および米中摩擦関連の不確実性も今なお残っている状況」だと述べた。

シン・ダウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/967349.html韓国語原文入力: 2020-10-27 21:03
訳H.J

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