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SKハイニックス、次世代DRAM「DDR5」世界で初めて発売

登録:2020-10-07 05:37 修正:2020-10-07 06:54
フルHD級映画の9作を1秒で伝送…2021年下半期に市場活性化 
現在のDDR4に比べ速度は1.8倍速く、電力消費は20%減
SKハイニックスが10月6日に世界で初めて発売した第2世代10ナノ級(1ynm)DDR5 DRAM=SKハイニックス提供//ハンギョレ新聞社

 SKハイニックスが、次世代メモリー半導体規格である「DDR5」製品を世界で初めて発売した。

 SKハイニックスは6日、2018年11月に世界で初めて16GBのDDR5を開発した後、インテルなどの主要パートナー社にサンプルを提供し、様々なテストと互換性の検証などを終え、量産体制を整えたと明らかにした。DDR5は次世代のDRAM規格で、ビッグデータ・人工知能・機械学習用の超高速・高容量製品だ。この製品は伝送速度が4800~5600Mbpsで、現在のDDR4の3200Mbpsより最大で1.8倍速い。高画質(Full HD)映画(5GB基準)9作を1秒で伝送することができ、作動電圧が1.2Vから1.1Vに下がり、電力消費は20%減少する。チップの内部にはエラー訂正回路を内蔵し、エラーを自己補正することができる。

 ただし、市場は2021年下半期に生まれる予定だ。インテルがこの製品を活用した中央処理装置(CPU)を開発する時期が来年下半期だからだ。市場調査機関のオムディアは、DDR5の需要は2021年に発生し、2022年には全DRAM市場の10%、2024年には43%に広がると予想した。サムスン電子も7月末の第2四半期の実績説明会で、来年下半期のDDR5量産計画を明らかにしている。

ク・ボングォン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/964593.html韓国語原文入力:2020-10-07 02:37
訳M.S

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