
兄(リネージュM)よりいい弟(リネージュ2M)が出た?
今年最高の期待作に数えられるNCソフトのマルチプレイヤー・ロールプレイングゲーム(MMORPG)「リネージュ2M」が27日午前0時に発売され、モバイルゲームの記録を何層も塗り替えている。すでに1日の売り上げでも、兄の間柄であるリネージュMを追い抜いた可能性が高いとの分析が出ている。
NCソフトはこの日、リネージュ2Mの発売後9時間でアップルアプリストアでの売り上げ順位が1位になったと明らかにした。グーグルプレイストアでの売り上げ順位は2日後に公開される。ゲーム売り上げの70%程度はプレイリストで発生する。これまで二大アプリマーケットでは、2017年6月発表されたリネージュMが発売初日から売り上げ順位1位の座を堅固に守ってきた。
リネージュMとリネージュ2Mは、それぞれオンラインゲーム「リネージュ」と「リネージュ2」をMMORPGにリメイクしたものである。リネージュMが、リネージュをモバイルゲームとしてよく具現することに焦点を合わせたのなら、リネージュ2Mは、リネージュ2ブランドとキャラクターにモバイル技術を集大成したのが特徴である。NCソフトは、「スマートフォンでリネージュ2Mを利用する場合のグラフィック画質と接続環境は、すべてパソコンでリネージュ2を利用する場合以上の水準」だとし、「事前予約者が738万人と、以前の記録であるリネージュMの520万人を大きく上回るほど、発売前から期待値が高かった」と説明した。
ゲームアナリストの分析によると、リネージュ2Mも1日の売り上げが100億ウォン以上のゲームに数えられる。リネージュMは、発売初日の売り上げが107億ウォン、接続者数が210万人を記録した。1998年10月1日に発売されたリネージュの累積売り上げは3兆6千億ウォン(約3400億円)。2003年10月1日に発売されたリネージュ2の累積売り上げは1兆8千億ウォン(約1700億円)である。さらにリネージュとリネージュ2の両方とも、今でも売り上げ孝行息子の役目を果たしている。リネージュシリーズのモバイルゲームの累積売り上げは、「青は藍より出でて藍よりも青し」と表現されるほどより早く増加しており、リネージュMの累積売り上げは、2年余りですでに2兆ウォン(約1900億円)を超えたと集計されている。NCソフト関係者は、「初日のリネージュ2Mの利用者接続サーバー数と利用者の混雑などを見ると、初日売り上げと接続者数の両方がリネージュMを上回るようだ」と語った。
NCソフトのキム・テクジン代表は9月にリネージュ2M発表会に参加して、「本当に心血を注いで作った。今後数年の内に、少なくとも技術的にはこれ(リネージュ2M)について来られるモバイルゲームはないとの自信を持っている」と話した。