本文に移動
全体  > 経済

現代自動車、ソウル~平昌間190キロメートル高速道路で自動運転に成功

登録:2018-02-04 21:41 修正:2018-02-05 10:29
2日、水素自動車ネクソ・G80、計5台で自動運転試演 
国内最長距離、最高速度4段階で完全自動運転 
平昌冬季五輪・パラリンピック期間には平昌市内で 
一般人対象の自動運転体験も実施
現代自動車が平昌冬季五輪を控えて、ソウル~平昌間の高速道路約190キロメートル区間で自動運転に成功した。現代自動車の自動運転水素電気自動車が2日、大関嶺料金所を通過している=現代自動車提供//ハンギョレ新聞社

 現代自動車が平昌(ピョンチャン)冬季五輪を控えてソウル~平昌間の高速道路約190キロメートル区間で自動運転に成功した。数百キロメートルの長距離コースで、区間別法規が許容する最高速度(時速100~110キロメートル)を実現し、自動運転技術を披露したのは韓国ではこれが初めてだ。

 現代自動車は2日、米国自動車工学会(SAE)基準で4段階の自動運転技術を備えた次世代水素電気自動車ネクソ3台とジェネシスG80自動運転車2台で自動運転試演を実施したと4日明らかにした。ネクソ自動運転車の場合、同日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が自ら試乗して関心を集めた。

 4段階自動運転技術は、ドライバーが運転にまったく介入せずに、システムが決められた条件内のすべての状況で車両の速度と方向を統制する水準だ。ドライバーが必要のない無人自動車を意味する5段階とともに「完全自動運転」に分類される。

 同日披露された自動運転車両は、前方および後・側方カメラなど各種センサーと装備を追加装着していたが、外観上は一般車両と違いがなかった。

 試演の過程は、ドライバーが自動運転ステアリングホイール(運転台)にある「クルーズ」(CRUISE)および「セット」(SET)ボタンを押し、車両が自動運転モードに転換されると自ら走り始めた。

 自動運転車両5台は、京釜高速道路下り線の出会いの広場サービスエリアを出発して、新葛(シンガル)JCを経て永東(ヨンドン)高速道路に入った。さらに大関嶺(テグァンリョン)ICを抜けて最終目的地の大関嶺トールゲートに無事に到着した。高速道路を走る間、他車両の流れと連係した車線維持および変更、前方車両追い越し、7個のトンネル通過機能などが具現化された。

 現代自動車は平昌冬季五輪およびパラリンピック期間に、平昌市内で一般人を対象に自動運転体験を実施する。自動運転コースは、江原道平昌郡の大関嶺119安全センター前円形三叉路から出発し、西に3.5キロメートル離れた回転交差点でUターンした後、同じ道に戻る往復7キロメートル区間で、所要時間は13分程度。

 現代自動車は2021年までに4段階水準の都心型自動運転システムの商用化を推進する。また、2030年までには完全自動運転技術を商用化する計画だ。

パク・スジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/830712.html韓国語原文入力:2018-02-04 12:42
訳J.S

関連記事