SKブロードバンド(SKB)が、電力線を通したインターネットサービス(PLC)の商用化に乗り出した。ますます多様化するホームサービスの基盤通信網として活用する計画だ。
SKブロードバンドは、電力線を通したインターネットサービスの速度が、商用化可能な段階に達したと判断し、試験サービスを始めたと5日明らかにした。全国から事前に申請を受けた100世帯に必要な装備を設置し、実際に使用している。
電力線を通したインターネットサービスは、すべての家に設置されている電力線を通じてデータをやりとりするサービスだ。「スレーブ」という装備をコンセントに差しさえすれば、インターネットが連結され、回線工事は必要ない。例えば、居間と個室にそれぞれあるテレビにインターネットテレビ(IPTV)を連結したり、家庭内で有線LANを組む時にも別途のケーブルを設置する必要がない。代わりに月額1千ウォン(約100円)程度の電気料金が追加でかかる。
電力線を通したインターネットサービス技術は、20数年前に開発されていたが、これまでは速度が遅く商用化できなかった。SKブロードバンドは「技術の発展で今は電力線を通したインターネットサービスの速度が最大で800Mbps、平均で100Mbpsまで向上した。商用化可能な水準だ」と説明した。