原文入力:2009-01-01午後08:57:45
11月の二倍以上…在庫過剰・受注減少 深刻
中小企業 工場稼動率 カード大乱以後最低
イ・ジェミョン記者
内需沈滞に加えて輸出まで明確な鈍化傾向に向かい、工場稼動を止める企業が急増している。
1日金融監督院電子公示システムによれば、先月生産中断に入ったと公示した業者は計17ヶ所で、9月の4件,10月7件,11月7件に比べ二倍以上に急増した。これらの中で、現代自動車・双龍自動車・サムソン(SDIを除けばすべて中堅・中小企業だ。
バイク生産業者であるS&Tは先月30日、適正在庫水準維持のために昌原工場の稼動を今月9日まで全面中断すると明らかにした。この工場は年間1千億ウォン以上のバイクおよび関連エンジンを生産している。イルジンダイヤモンドもやはり同じ理由で忠北,ウムソン工場の操業を1ヶ月間中止すると30日公示した。先立って先月26日には化粧紙製造業者であるモナリザが化粧紙生産工場の操業中断を宣言した。モナリザ関係者は「在庫資産過多のため操業を一時中断したが、いつ再稼働に入るかはまだ推定しにくい」と話した。自動車部品製造業者である東洋機電は完成車企業等の操業短縮余波で在庫を調整するために先月18日から仁川・昌原・益山工場の稼動を止めた状態だ。速度計生産業者であるピエステクも発注量減少で先月15日から金浦工場の生産を中断した。有価証券市場やコスダックに株式を上場している企業は全体生産の10%以上を担当する工場で稼動を中断する時は公示が義務付けられている。
相対的に状態がさらに難しい非上場中小企業はより一層劣悪な状況に追いやられていると見られる。中小企業中央会の調査結果によれば中小製造業者1400ヶ所余りの昨年11月度設備稼動率は67.1%で,10月の68.9%より1.8%ポイントさらに下がったことが分かった。 これはカード大乱で経済が動揺した2003年9月の66.6%以後、5年2ヶ月ぶりに最も低い水準だ。中小企業の破産も相次いでおり昨年1月~11月,7大都市不渡り業者数は2007年の同じ期間に比べて19%増えた1093ヶ所と集計された。
今年の展望はより一層暗鬱だ。中小企業中央会が先月調査した今年1月景気展望調査で‘業界状況展望健康度指数’は60.1を記録して2002年統計作成以後最も低く、昨年1月の89.6に比べ1年間で何と29.5も下落した。中小企業中央会関係者は「今年、景気低迷速度が速くなれば中小企業稼動率は史上最低値に近接するか、或いは下回る可能性が大きい」と話した。
イ・ジェミョン記者 miso@hani.co.kr