昨年のセウォル号事故後、釜山の旅客船会社が乗客数が激減し大きな打撃を受けていることが分かった。
国際旅客船会社の釜山パンスターグループは14日、「セウォル号事故が起きた昨年4月から先月までの1年間、釜山~大阪路線を運航するパンスター・ドリーム号(2万1866トン)を利用した乗客は4万1955人で、2013年4月からの年間乗客5万7819人に比べ27.4%(1万5864人)減った」と明らかにした。
パンスター・ドリーム号が週末に運営する「釜山港ワンナイト・クルーズコース」も2013年4月からの年間利用客は1万5265人だったが、昨年4月から先月までは9194人で39.8%(6071人)も減った。
釜山パンスターグループは船を利用する修学旅行を避ける傾向がパンスター・ドリーム号の乗客減少に決定的影響を及ぼしたとみている。セウォル号事故前は1年間に44の学校から1万3035人がパンスター・ドリーム号に乗って修学旅行をしていたが、セウォル号事故後、年間12校の2860人しかパンスター・ドリーム号を利用しなかった。学校は72.7%、生徒は78%減少している。今年になってからも船を利用した修学旅行は先月の2校180人に終わり、予約されているのも2校430人に過ぎない。
パンスターグループのキム・ヒョンギョム会長は「悪化した韓日関係や円安などの影響で日本人観光客が減り売り上げが1年間40%も減少した。今後、船舶安全運航を最優先して、様々なイベントと観光商品を開発して利用客に快適なクルーズ旅行を提供できるように努力する」と語った。
韓国語原文入力:2015-04-14 22:42