米国で1年のうち最大幅の割引販売が行われる「ブラック フライデー」(11月の最終金曜日)を迎え、韓国でも“ブラック”の名がついた類似の割引イベントが盛大に行われている。
オンライン ショッピングモールではブラック セール、ブラック ウィークエンドという名前を掲げて、一部の商品を最大60%割引販売する所もある。米国の代表的なセール期間だが、消費者を奪われまいとする他の海外直購サイトなどもブラック フライデーを避けられなかった。 あるドイツの直接購買サイトはブラック エブリデイという名で最大40%まで割引して販売する“ブラック特価”を適用している。
オフラインの売場も同様だ。 現代百貨店はソウル新村(シンチョン)店など一部の営業店で28日からの三日間“ブラック ウィークエンド“を行った。年中最高割引を掲げたこのデパートは、54万8000ウォンのハンドバッグを19万ウォンで売りもした。 例年のデパート割引は、10月以後から12月のクリスマス前までは殆ど見かけなかったが、不景気にブラック フライデーを迎えて、海外直購に目を向けた顧客を取り戻すため11月セールを企画した。
ソウル江南(カンナム)区 新寺(シンサ)洞の街路樹通りにもブラック フライデーと書いた立看板を立てたり、ショーウィンドーに50~80%割引の字句を貼り出す衣料品店が多数目に付く。 街路樹通りで時計店を営むキム氏(43)は「昨年まではブラック フライデーに合わせてセールをする店はほとんどなかった。 デパートに入っている売場がブラック フライデーセールをしたために、ロードショップである私たちもセールをすることになった」と話した。