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古里1号機‘1千億ウォン 整備’…延長 姑息な手?

登録:2013-04-12 00:04 修正:2013-04-12 00:20
韓水原、8月までに部品交換
残余寿命 4年しか残らない
"追加稼動 意図では" 論難
古里原子力発電所

 韓国水力原子力(韓水原)が設計寿命が終わった後に延長稼動中の古里原子力発電所1号機の部品を1000余億ウォンをかけて大挙交換しようとしており、反核団体らが "再び延長稼動しようとする姑息な手" として原子炉の閉鎖を促した。

 韓国水力原子力は11日 「12日から8月26日まで古里原子力発電所1号機の30次計画予防整備に入る」と明らかにした。 計画予防整備は原子力発電機の性能維持と各種機器の故障を予防し設備の信頼度と性能を向上させるために定期的に行なう整備をいう。

 韓水原は今回の計画予防整備期間に1022億ウォンをかけて古里1号機の非常ディーゼル発電機と原子炉ヘッドなど重要核心部品43品目を交換し整備する予定だ。 これに先立って韓水原は古里1号機の30年設計寿命が終わって10年の延長稼動に入った2008年1月から昨年まで5年間に1360億ウォンをかけて部品を交換した。

 反核釜山(プサン)市民対策委員会と脱核蔚山(ウルサン)市民共同行動、梁山反核対策委員会など釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶南(キョンナム)の反核団体はこの日、釜山機張郡(キジャングン)の古里原子力発電所正門前で記者会見を行い、「すでに10年の延長稼動をしている古里原子力発電所1号機の残余寿命が4年しか残っていないのに多額の資金を投じて部品を交換するのは、残余寿命が終わった後にも追加でさらに稼動しようとしていること」と主張した。 反核団体らはまた 「古里原子力発電所6基の中で4基が1970~80年代に建てられたもので頻繁な部品交換と放射性廃棄物処理費用の増加で2010年には5900億ウォンだった運営費が昨年は1兆1000億ウォンに増え、初めて203億ウォンの赤字を記録した」として古里原子力発電所の経済性にも問題を提起した。

 反核団体らは 「30次計画予防整備が電力需要の多い夏になされ、31次計画予防整備も来年1月に予定されているということは古里原子力発電所1号機を止めても電力大乱は起きないということを傍証している」と付け加えた。

 韓水原は「古里原子力発電所1号機の30次計画予防整備は2007年に10年の延長稼動許可を受ける時に決定されたものだ。 寿命延長が終わる2017年6月以後にも稼動をしようとしているわけではない」と明らかにした。

 古里原子力発電所1号機は1978年4月に商業運転を始めた後、2007年6月に設計寿命が終わり、稼動を中断したが2008年1月から延長稼動をしている。 今まで各種事故と故障が129回(年間平均3.58件),寿命が延びた2008年1月からは4回起きた。 特に昨年2月9日に電気が切れて発電所稼動が12分間突然中断される危うい事故が起きたが、32日後に韓水原が原子力安全委員会に報告していた事実が一歩遅れて明らかになり、関連者が刑事処罰を受けた。

 一方、この日釜山地検東部支庁は昨年12月の監査院告発にともなう古里原子力発電所不正捜査と関連して「すでに納品した部品を外した後に新しいものだとし再び納品したり、試験成績書を偽造して地域制限規定を避けるために原子力発電所付近に偽の事務室を出し落札を受けた疑いで韓水原の前・現職幹部2人と納品業者関係者11人など計13人を起訴した」と明らかにした。

キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/582481.html 韓国語原文入力:2013/04/11 21:04
訳J.S(1548字)

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