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‘寿命延長 論難’月城1号機、再び故障で停止

登録:2012-10-30 09:01 修正:2012-10-30 09:34
11月20日に設計寿命満了を控え
安全性問題 再び俎上へ
原子力委員長 "稼動停止 不可避"
月城原子力発電所1号機

 来る11月20日に設計寿命が終わる慶北(キョンブク)慶州(キョンジュ)の月城原子力発電所1号機(写真)が故障で発電を停止した。 月城1号機の寿命延長(継続運転)の可否を巡り論難が続く中で、原子力安全委員会は 「現時点では月城1号機の稼動停止が(当分は)避けられない」という立場を明らかにした。

 韓国水力原子力(韓水原)は「夜9時39分頃、月城1号機が正常運転中にタービン停止信号によって発電を停止した」として「原子炉出力は60%を維持しており、発電機だけが停止した状態」と29日明らかにした。 韓水原関係者は「2次系統であるタービン・発電機だけが停止しており、現在も月城1号機の原子炉は安全な状態を維持しており、詳細な原因を把握中」と伝えた。 68万kW級の月城1号機は1982年に商業運転を始め、来月には設計寿命が終わる。

 月城1号機は今年だけで3度の故障により稼動停止するなど、安全性に対する不安が続いてきた。 1月には原子炉冷却材ポンプの問題により発電が停止し、先月16日にも正常運転中に発電機の変圧器故障でタービンと発電機が停止した。 7月には整備期間に発電が停止した経緯がある。

 設計寿命の終了を控えて月城1号機の寿命延長に対する論難は継続している。 10年間の寿命延長を推進している韓水原の方針に対して、地域住民と市民団体らは寿命延長に反対し「稼動中断」を強く要求してきた。 <ハンギョレ>がパク・ホングン議員室(民主統合党)を通じて入手した韓国原子力安全技術院(技術院)と韓水原の(月城1号機寿命延長関連) 4次審査質問書と答弁書を見れば、月城1号機の安全性に重大な欠陥があり、寿命延長のための韓水原の補完措置も期待に大幅に及ばないことが明らかになった。

 カン・チャンスン原子力安全委員会委員長はこの日記者懇談会で「韓水原側に月城1号機の継続運転と関連した4次質問書を送ったが未だ返事がなく(日程上)物理的に11月20日の稼動停止が避けられない」と話した。

イ・スンジュン、イ・グンヨン記者 gamja@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/558109.html 韓国語原文入力:2012/10/30 08:29
訳J.S(1053字)

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