原文入力:2009-04-03午後10:43:58 ハナ銀行 10億ドル債権発行成功…金利条件良化
新韓も9000万ユーロ借入…外平債発行も‘期待’
キム・スホン記者
←今年国内銀行外貨債権発行現況
銀行の外貨流動性が一息ついている。ハナ銀行が国内銀行として初めて政府の外貨支給保証債発行に成功したのに続き、今後も都市銀行らが外貨調達に相次ぎ進出するものと見られる。
ハナ銀行は3日「政府の外貨支給保証を受け、10億ドル規模の3年満期外貨建て債券を発行した」と明らかにした。米国発金融危機が真っ最中だった昨年10月、政府が国内銀行の外貨借入に対して保証人となる装置を用意した後、国内金融圏として初めての保証債発行だ。発行金利はLIBOR(ロンドン銀行間決済金利)+4.90%で、今年初めに外貨債権を発行した産業銀行(LIBOR+6.15%),輸出入銀行(LIBOR+6.25%)と比較すると相対的に良い条件だ。
政府支給保証のために国内投資家の参加が排除されたが、公募結果全世界275ヶ機関から60億ドルが契約されるほど関心が高かった。これに伴い当初5億ドル程度発行を期待したハナ銀行は、発行規模を10億ドルに大幅に増やし金利も予想より低くすることができた。ハナ銀行は発行貸金で既存対外借入れ金を償還する計画だ。ハナ銀行関係者は「投資家の地域別分布もアジア55%,米国30%,ヨーロッパ15%等とまんべんなく構成されている」として「国内銀行の政府保証部債権に対する外国投資家の需要が大きいという点が確認された」と明らかにした。
他の銀行の外貨借入も続く展望だ。企業銀行のユン・ヨンノ銀行長は6日から8日まで、日本を訪問し国内銀行として初めて三井住友銀行と通貨対等交換の一種のバイラテラルローン(bilateral loan)協約を結び、日本円追加借入の口を開く予定だ。国民銀行と新韓銀行も政府支給保証を受けたり自らの信用で外貨債権を発行する方針だ。
輸出入銀行も先月ヨーロッパ地域を回り、‘ノンディールロードショー’(特定債権発行の目的ではなく、今後の外債発行成功のために潜在的投資家らを対象にするロードショー)を開催し、上半期中に外貨債権発行に出るという計画を立てている。ウリ銀行もやはり日本円表示債権(侍ボンド)発行を検討していると伝えられた。都市銀行関係者は「昨年末や今年の初めと比較すれば確かに銀行の外貨借入条件が良くなった」として「銀行の外貨債権発行も相次ぐものと見られる」と話した。
ハナ銀行の政府保証部債権発行成功により政府の外貨表示外国為替平衡基金債権(外平債)発行もはずみをつける展望だ。外平債加算金利の信用デフォルト スワップ(CDS)プレミアムは去る2日2.98%で低くなり発行条件が良くなっている。昨年グローバル金融危機の余波で外平債発行に一度失敗した政府は今年10億ドル規模での発行を目標に時期を調整していると明らかになった。2006年末以後、ほとんど2年半ぶりになされている外平債発行は経常収支黒字基調とかみ合って外国為替市場に重要な安全弁の役割をすると期待される。
キム・スホン記者minerva@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/347890.html 訳J.S