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急浮上した‘オープンタイド’…‘イ・ジェヨンの三星(サムスン)’地ならし

原文入力:2012/07/25 08:56(2517字)

"三星(サムスン)電子の成功を他の系列会社へ"
イ・ゴンヒ会長 反復的注文に
グループ全体管理‘ERP’事業 構築
オープンタイドに任せて売上 急成長
イ社長、系列会社掌握が容易になり
‘e三星 失敗’足かせ挽回 分析も

 "他の系列会社も三星電子のようにグローバル企業にならなければならない。"  イ・ゴンヒ 三星電子会長が2010年に経営復帰した後、このような注文を繰り返ししたために、イ・ジェヨン 三星電子社長が事業失敗の前歴を挽回する機会を得ている。 非上場会社であるオープンタイド コリアが急浮上しているためだ。 最近、証券市場がすっかり萎縮しているなかで、店頭株市場でオープンタイドの株価は2年前に比べて6倍以上に急騰し8万ウォンまで跳ね上がった。

 オープンタイド急成長の背景は‘三星グループ一流化プロジェクト’だ。 三星は「三星電子の成功を他の系列会社に広げなさい」というイ・ゴンヒ会長の指示により、三星電子のグローバル全社的資源管理(G-ERP)システムを他の系列会社に広げ始めたためだ。 この作業は昨年、三星未来戦略室の主管で三星SDSが実行し始め、オープンタイドがコンサルティングを引き受けた。 昨年から三星精密化学・三星コーニング精密素材・三星エバーランド・三星物産建設部門に対して一次的に組み合わせ、今年末までに段階的に金融系列会社に拡大する計画と知らされた。

 おかげでオープンタイドの売上は2008~2010年に800億ウォン台に留まっていたが昨年は1457億ウォンへ急騰した。 職員も2010年700人余りから昨年1000人を越え、今年も新入・経歴職を大挙募集し規模を拡大している。 オープンタイドが三星SDSに合併されるといううわさもある。 情報技術業界関係者は 「オープンタイドの売り上げを2000億~3000億ウォン台に育てた後、三星SDSに合併するという展望が出てきている」と伝えた。

 イ・ジェヨン社長に付いて回る‘e三星の失敗’という足かせをオープンタイドで挽回しようとしているという分析も出ている。 イ社長は2000年代初め、e三星インターナショナルとオープンタイドを二大軸としてe三星を構築しようと試みたが、結果は悲惨だった。 その後、オープンタイドはウェブエージェンシー事業からITコンサルティング側に方向を定めた。

 オープンタイドの事業的成功と共に、これを可能にしたERP作業自体もイ社長のグループ継承作業との関連が深いと分析されている。 三星グループ全体のERPが完成されれば、イ・ジェヨン社長が全系列会社を掌握する上で非常に有利になる。 三星系列会社のある関係者は 「系列会社から別々に報告が上がってきて形式も異なり、グループ全体を把握する上で困難が存在」として「ERPが完成すれば、ひと目で三星全系列会社の動きを見ることができることになる」と話した。 彼は「それで製造業と金融業を同じシステムの中に入れることは難しいのだが、統合ERPを推進している」と付け加えた。

 合わせてこの作業を始める過程で個人株主としてはイ・ジェヨン社長が最大持分(8.81%)を持つ三星SDSが事業的利益を得ることになる。 イ社長の持分価値と無関係ではないという話だ。 オープンタイドが急成長し、三星SDSなどグループ系列会社に対する売上依存度も次第に高まっている。 オープンタイドの全体売上に占める三星グループ系列会社関連の売上比重は2007年の86.8%から昨年には99.0%まで上がった。

 イ・ハクス元三星戦略企画室長とキム・インジュ三星先物社長(前戦略企画室社長)がオープンタイドの持分をそれぞれ1.04%と0.21%保有しているのも注目を引く。 イ前室長とキム社長はかつてイ・ジェヨン社長が持分を保有した三星SDSなど非上場社の持分を共に保有してきた。 財界関係者は「 イ社長とイ前室長らが企業の持分を共に保有したことは、一種の運命共同体であることを示そうとすることだった」として 「そのような企業らを通じてイ社長の継承作業をしたことだが、現在は状況が大きく変わったのにそのまま保有持分が維持されている」と話した。

 チェ・ジソン 三星電子代表理事(副会長)が三星未来戦略室長に異動したのも、オープンタイドの浮上と関連付けて見ることができる。 チェ室長は特にERPと供給ネットワーク管理(SCM)等、経営管理システムの信奉者として知られている。 チェ室長がイ・ジェヨン社長の‘経営教師’と呼ばれるだけに、イ社長の継承仕上げのためにチェ室長が先頭に立ってERPシステムなどを完備する役割をすることになるだろうということだ。 三星系列会社のある役員は「チェ室長の主導で、三星電子以外の他の系列会社が少なくない変化を経ることになるだろう」と話した。 また他の三星関係者は「三星電子のノウハウを系列会社に伝播し、同時に3世継承作業を終えることがチェ室長の任務であると理解している」と話した。 キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

オープンタイドコリア
2000年イ・ジェヨン 三星電子社長が持株会社e三星を作ったとき、国内投資とマーケティング実務を引き受けるオープンタイドコリアが作られた。 イ・ジェヨン社長が最大株主であるe三星はe三星インターナショナルとオープンタイドUSAを経て、オープンタイドコリアを支配したが、以後e三星の事業が失敗し三星SDSがオープンタイドUSAが保有したオープンタイドコリアの持分を譲り受けた。 オープンタイドコリアはウェブエージェンシー事業を続け、2004年ITコンサルティング事業に進出し三星電子のグローバル全社的資源管理(G-ERP)を構築する役割を果たした。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/544136.html 訳J.S