原文入力:2012/07/01 22:35(1305字)
ギャラクシータブに続き、3日後
「アップル統合検索技術侵害」
三星(サムスン) "グーグルと共同対応"
米国の裁判所が三星電子のタブレットPC‘ギャラクシータブ10.1’に続き、グーグルと共に開発したスマートフォン‘ギャラクシーネクサス’に対しても販売禁止決定を下した。
1日<ウォールストリート ジャーナル>等、主要外信によれば、米国、カリフォルニア北部地方裁判所は29日(現地時間)ギャラクシーネクサスが自社特許を侵害したとしアップルが提起した販売禁止仮処分申請を受け入れた。 今回アップルが主張した特許侵害技術は統合検索とSiRi(音声認識秘書)。データ タッピング(電子メール住所や電話番号をタッチすれば連結される機能),押して閂解除、文面自動完成など計4種類だ。 裁判所はギャラクシーネクサスがこの内、統合検索(携帯メール、電子メール、アプリケーションなどに保存された内容を一度に検索できる機能)1件に対してのみ特許侵害を認めたことが分かった。
ギャラクシーネクサスは昨年12月当時グーグルが最新アンドロイドOSのアイスクリームサンドイッチを出し、三星電子とともにリファレンスフォン(OS駆動の基準となるスマートフォン)として作った製品だ。 他のアンドロイド スマートフォンがアイスクリームサンドイッチを組み込む時に参考にしたスマートフォンがギャラクシーネクサスだった。
アップルの仮処分申請が受け入れられたことにより、全世界スマートフォン1位業者である三星電子とスマートフォンOS占有率1位であるグーグルは共に打撃を被ることになったという分析が出ている。 三星電子は去る25日、最新スマートフォン ギャラクシーS3を国内発売し7月中には全世界で1000万台を売ると公言した。 しかしアップルは6月5日、米国の同じ裁判所にギャラクシーS3に対しても特許侵害を理由に仮処分申請を出した。
グーグルは去る27日米国、サンフランシスコのモスコニセンターで開かれた‘グーグル例年開発者会議’でアイスクリームサンドイッチに続く最新アンドロイドOSである‘ジェリービーンズ’を公開し、初めてグーグル商標を付けたタブレットPC‘ネクサス7’を出した。
三星電子は実際に本案訴訟が開かれる2014年までギャラクシーネクサスを米国で販売できない。 三星電子は「米国スマートフォン市場で消費者の選択権を制限する今回の決定を遺憾と考える」として「本特許はグーグルの機能でありグーグルとの緊密な協調の下に共同対応中だ」と明らかにした。
グーグルは米情報通信専門メディア<ワイアード>に送った電子メールで今回の裁判所の決定に対して 「残念だが今後より多くの証拠でさらに正確な結論が導き出されるだろう」と明らかにした。
キム・ソンシク記者 kss@hani.co.kr
原文: 訳J.S