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サムスン電子・アップル特許訴訟戦にウォズニアック「特許濫用」苦言

原文入力:2012/05/23 20:33(979字)

「イノベーション グローバル フォーラム」で講演
「資金豊富な両会社、訴訟は続くだろう」


←アップル共同創業者スティーブ・ウォズニアックが23日午後、大田コンベンションセンターで開かれた「2012イノベーション グローバル フォーラム」で基調講演をしている。大田/ニューシース

スティーブ・ジョブズとともにアップルを創業した共同創業者のスティーブ・ウォズニアックが、サムスンとアップル間の特許訴訟に関して、「サムスン電子とアップルは、共に資金の豊富な会社だから、今後も特許訴訟を行うだろう」と述べ、「特許があまりに濫用されている」と、2つの会社の訴訟戦に対して切なさを吐露した。
ウォズニアックは23日、大田コンベンションセンターで開かれた「2012イノベーション グローバル フォーラム」に基調講演者として参加し、「特許に関しては、あまり良くないと思っている。初めの人が何かを創るのは難しいが、2番目の人からは容易に接近することができるのに、アメリカの場合、特許があまり強力だ」と語った。企業の「精力無駄使い」を誘導する強力な特許規制に対して批判したのだ。

アップル創業当時、ウォズニアックは「より良い世界」のために、無料で技術を公開するのを望む一方、ジョブズは事業家気質を発揮して、会社を早く成長させた事がある。ウォズニアックは、 「(初期の) アップルは、既存の形態を新しく変化させた。Apple II(初期のアップルコンピューターモデル)が初めて出た時、多くの人がこれに倣おうと思ったし、実際にそうなった」と、変わらない見解を明らかにした。

ジョブズの死後、アップルを導いているティム・クック アップル最高経営責任者(CEO) 体制に対しては、楽観的な見通しを示した。ウォズニアックは「アップルの文化は深い。製品も多様で、新製品は既存製品と互換可能になるよう開発される」、「機能的に最尖端ではないが、顧客満足度は高いので、市場をリードする企業の地位を維持するだろう」と話した。

クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/534356.html 訳 M.S