原文入力:2011/12/21 21:41(938字)
イ・ジェミョン記者
‘有償増資’不正取引加担 疑惑
金融当局がシーモテック株価操作関連者を検察に告発することを決めた。シーモテックは李明博大統領の姪の婿であるチョン・某氏が副社長であった会社で、この間株価操作の疑いが持たれていた。
証券先物委員会は21日第23次定例会議で資本市場法上の不正取引と相場操縦容疑などでチョン氏とシモテックの最大株主であったナムイクォティの実所有主K氏とN氏を検察に告発することを議決した。チョン副社長は有償増資にからむ不正取引に加担した疑いで告発され、K氏とN氏らは株価操作の疑いも合わせて受けている。
証券先物委員会によれば企業ハンターであるK氏とN氏は2009年7月 借入資金で非上場企業であるナムイクォティを設立しチョン氏を同社の代表理事に任命した。続いて同年12月に貯蓄銀行から借入れた資金などでナムイクォティを通じてコスダック上場企業家シーモテックを買収し今年3月に死亡したキム・某氏を代表理事として、チョン氏を副社長に任命した。
K氏とN氏は昨年3月と今年1月2度にわたり有償増資で調達した資金を横領する目的で証券申告書に引受資金調達内容と経営権譲受金額など経営権の変動に関する事項を虚偽記載した。 また、引受株式が私債業者によって全量処分され最大株主地位を喪失したにも関わらず、あたかも最大株主持分を継続保有しているかのように書き込んだ。これを通じて彼らは有償増資で調達された増資資金571億ウォン中280億ウォンを横領したと中央選管は説明した。
シーモテックは去る9月、資本全額蚕食で上場廃止された。シーモテックの退出で損失を被った株主は有償増資を主管した証券会社に10億ウォン規模の集団訴訟を提起した。 証券先物委員会はこの事件を含め34項目に及ぶ不公正取引容疑で関連者35人を検察に告発した。 イ・ジェミョン記者 miso@hani.co.kr
原文: 訳J.S