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輪転機が止まった慶南道民日報 "言論多様性・生存権 守護"

原文入力:2011/08/23 20:24(971字)
チェ・ソンジン記者

24日付新聞 発行中断‘上京闘争’
ク・ジュモ社長 "メディアレプ法 処理を"


←ク・ジュモ(写真) <慶南道民日報>社長


 "地域言論にとってメディアレプ(放送広告販売会社)法案処理は生存権がかかった問題だ。目前の損害を問い詰めるのではなく地域言論の生存、言論多様性守護のために労使が共に決断を下した。" ク・ジュモ(写真) <慶南道民日報>社長は23日<ハンギョレ>との電話インタビューで言論労組が全面ストライキに突入したこの日、一日新聞製作を中断する背景をこのように説明した。 慶南、昌原(チャンウォン)に本社を置くこの新聞は去る8日 労使共同委員会を開き‘朝中東放送広告直取引阻止’のための言論労組全面ストライキ闘争のために23日は輪転機の稼動を中断することにした。24日付新聞を完全に発行しないということだ。 1999年に道民株新聞として創刊した慶南道民日報が新聞を正常発行しないのは今回が初めてだ。今回のストライキでたとえ一日でも、実際に新聞製作を中断する報道機関もこの新聞が唯一だ。

この新聞の言論労組組合員30人余りはこの日ソウルで開かれた全面ストライキ出征式に参加するため上京した。この新聞は全面ストライキの意義とメディアレプ法の必要性を扱った‘ストライキ特報’をあらかじめ製作し23日付新聞と共に配布した。


ク社長は「8月国会でメディアレプ法案が処理されず、総合編成チャンネルが広告直接営業に出ることになれば地域新聞の広告は減らざるを得ない」として「地域言論を生かし民主主義を守るためにも総合編成の略奪的広告営業を阻止しなければならない」と強調した。彼は「新聞を出さないことはやさしい決定ではなかったが、一日休刊を通じて読者に地域言論が処した危機の実状を生き生きと伝えたかった」として「他の報道機関も韓国言論の多様性を脅かす総合編成の直接営業により積極的に対応して欲しい」と付け加えた。


チェ・ソンジン記者 csj@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/493017.html 訳J.S