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[北京五輪]韓国ショートトラック女子1500で金…チェ・ミンジョン、最後に笑った

登録:2022-02-17 01:43 修正:2022-02-17 08:44
ショートトラック女子1500メートルで金 
爆発的なスピードで圧倒…二連覇達成
チェ・ミンジョンが今月16日、中国・北京の首都体育館で行われた2022北京冬季五輪ショートトラック女子1500メートル決勝で、1位でゴールした後、太極旗を巻いて歓声に応えている=北京/聯合ニュース

 「ショートトラックといえばやはり韓国」

 五輪開幕を1カ月後に控えた今年1月、忠清北道鎮川市(チュンチョンブクト・チンチョン)の韓国代表選手村で会ったチェ・ミンジョン(24、城南市庁)は、今回の北京大会が終わった時、この言葉を聞きたいと語った。韓国ショートトラックが不振と内紛をめぐる議論に苦しんでいた時期だった。なんとか4年ぶりに帰ってきた五輪の舞台で迎えた最後の試合。チェ・ミンジョンは1500メートル女子決勝で金メダルを獲得し、再びこの言葉を自ら証明した。2018年の平昌(ピョンチャン)と2022年の北京で、氷上の主人公は変わらず、チェ・ミンジョンだった。

 まさに「ディフェンディング・チャンピオン」らしい試合だった。チェ・ミンジョンは16日、中国・北京の首都体育館で行われた2022北京冬季五輪ショートトラック女子1500メートル決勝で2分17秒789を記録し、1位でゴールした。先頭でレースを始めたチェ・ミンジョンは、半分を過ぎた時点から爆発的な疾走で他の選手たちを圧倒した。他の追随を許さないスピードだった。

 11日、女子1000メートルで銀メダルが確定した後、感激の涙を流したチェ・ミンジョンは、この日は金メダルを首にかけ明るく笑った。2018年の平昌大会に次ぐ1500メートルの2連覇だ。これでチェ・ミンジョンは計5個の五輪メダル(金メダル3個、銀メダル2個)を獲得した。現存する韓国ショートトラックの最高エースらしい成果だ。

 チェ・ミンジョンはこの日、覚悟を決めていたようだった。金メダルに向かう道のりの全過程で、爆発的なスピードで相手を圧倒したからだ。準々決勝1組に出場したチェ・ミンジョンは、競技場内の電光掲示板のエラーで混乱が起きた中でも、危なげなく1位で準決勝に進んだ。準決勝では最後の3周を残し、アウトコースからの追い越しであっという間に先頭に立ち、12年ぶりに五輪新記録(2分16秒831)まで塗り替えた。

 金メダルを追加した韓国ショートトラックはアーチェリー(24個)を越えて、再び最多金メダル(25個)獲得種目という栄誉を得た。大会序盤、不公正な判定などで危機に直面したが、結局「ショートトラックといえばやはり韓国」はもちろん、「韓国といえばやはりショートトラック」という言葉まで立証したわけだ。

 一方、同日決勝に出場したイ・ユビン(21、延世大学)は2分18秒825で6位入賞し、有終の美を飾った。イ・ユビンは今シーズン、ワールドカップの女子1500メートルで金メダル2個、銀メダル1個を獲得し、この種目で世界ランキング1位になった。大会を控え、代表選考会で1位となったシム・ソクヒ(25、ソウル市庁)が資格停止のため代表落ちし、代わりに個人戦への出場を果たしたが、次の大会に望みをつなぐことになった。

北京/イ・ジュンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sportstemp/1031427.html韓国語原文入力:2022-02-16 23:33
訳H.J

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