登録 : 2015.09.24 21:51 修正 : 2015.09.26 06:47

「韓服を着る日」カフェの仲間のソン・ウンジョンさん、シム・ソンアさん、シム・ギョンアさん

左からシム・ギョンアさん、シム・ソンアさん、ソン・ウンジョンさん //ハンギョレ新聞社

 韓服チョゴリの模様が変わっている。よく見ると漫画映画のキャラクターだ。アメリカの人気アニメ『ザ・シンプソンズ』の主人公だ。 単色の素朴なチョゴリに、海を渡ってきた漫画の主人公が笑っている。でも少しも違和感がない。膝丈の短い韓服チマも軽快な感じだ。 「東大門(トンデムン)市場に行ったら、ちょうどこんな韓服用の生地があったんです。幼い時に楽しんだ漫画なので懐かしかったんです。生地を買ってきて手作りしました。どうですか? 可愛いでしょう?」

 主婦ソン・ウンジョンさん(34)は1年前にインターネットカフェ「韓服を着る日」に加入した。時々カフェの会員たちと手作りの韓服を着て出かける。今月13日、ソウル仁寺洞(インサドン)に出かけたのは「重要無形文化財119号金箔匠」のキム・トクァン名人から韓服に金箔を施す技法を学ぶためだった。 韓服にはまると色々習いたいことが多くなる。

大学生キョンアさん ウェプコミック『宮』を見て始める
会員2万人余のカフェ運営者として活躍
毎月3~4回、韓服を着て出かける
金箔を施す技術を学び、からむし織体験も
外国人観光客から写真を撮らせてほしいと要請殺到
「肖像権ですか? 韓国の文化を知らせるためなら」

 ソンさんは手作りして着てみて、韓服に対する考えががらりと変わった。「韓服は管理が難しいですって? 別にクリーニングに出さなくても大丈夫です。洗濯機でも手洗いでもいいんです。シミがついても濡れ布巾で落とせます。活動するのに全く不便は感じません」。もちろん伝統韓服ではなく生活韓服だ。

 結婚して職場を辞めた彼女は、韓服を着て手軽なデザインのスリップオンとか運動靴を履いて外出する。 もちろんまだ路上で出あう人には注目されます。でも、そんな注目も嫌ではない。「自分の姿を見て多くの人が韓服に対する先入観を捨ててくれたらと思いますね。韓服が特別な日にだけ着る服ではなく、気楽な普段着になったら良いと思います」。ソンさんにとって韓服は遊びの道具だ。 生地を買って自分でデザインして、うれしい気持ちで着て歩き回って遊ぶ服だ。

 ソンさんと一緒に韓服に金箔を施す技術を習っているシム・ソンアさん(30)は、春の日のレンギョウを連想させる濃い黄色のチョゴリに淡い青磁色のチマを着た。それもやっぱり手作りだ。幼い時から韓服が好きで、母親が外出すればこっそりと出して着てみたりもしたが、一度も韓服を作ってみたことはなかった。 昨年、離職準備をしなが時間ができたら彼女は韓服を作って着ることを決意して、服飾の本を買って独学した。 一度も習ったことはないが、真似てみた。「初めは比較的単純なデザインで韓服を作りました。 洋装に比べれば直線的で平たくて、それほど難しくはありませんでした。多くの韓服同好会の会員たちが自分で韓服を作って着ています。だから一層おもしろいんです」

 シムさんは先日、仁寺洞で開かれた「韓山からむし織り体験行事」にも参加した。 初めは負担に感じた路上で浴びる注目にももう慣れた。「故宮に行けば一緒に写真を撮って欲しいと多くの人に頼まれます。仕方ないという顔をして一緒に撮ります。 特に外国人観光客に人気が高いんです。 肖像権ですか? 私たちの文化を知らせることですからいいんじゃないですか?」。彼女は韓服の長所も列挙した。「韓服は、ちょっと食べすぎて、お腹が出てもわかりません。だから安心して買い食いもできます。 また、綿で作れば水洗いもできて気楽です」

 シムさんを韓服同好会に誘った人は妹のシム・ギョンアさん(26)だ。大学生の妹はこの日、細かい赤い花の模様があるチョゴリにアイボリーのスカートを着ていた。同じく自分でデザインして作った韓服だ。 ヘアースタイルも韓服に合わせてかんざしを挿した。 ウェプコミック『宮』を見て韓服に関心を持つようになった彼女は、カフェに加入して積極的に活動した。 今では運営者の一人になった。 「初めは名節の時だけに着る服を普段の日に着るので、もちろんぎこちない気がしました。 だけど、路上ですれ違う年配の方には感心されます。 とてもきれいだと」。彼女は生活韓服に関心があれば、韓服を買う前の家にあるタンスを開けてみるよう助言する。「どこの家にも韓服の1、2着はあります。ほとんどが何回かしか着ていないで真新しい服でしょう。修繕して楽な形にして着た方がいいです。もちろんそのまま着てもいいです」

 すでに「韓服を着る日」の会員は2万人に肉迫する。月に3、4回韓服を着て会う。 韓民族の伝統に対する勉強もして、故宮に出かけたりもする。「テレビの史劇だけで見た韓服を、会員たちは自由にデザインして着て出かけます。 韓服ばかりでなくノリゲのような装身具にも関心を持つようになります。みんな私たちの先祖の粋と品格が溶け込んでいる生活用品ですから」

 今度の秋夕の名節に「オフ会」を準備中のシム・ギョンアさんは、いまから心がときめく表情が歴然だ。最近新しく仕立てた韓服を着て行くからだ。

イ・ギルウ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-24 18:59
http://www.hani.co.kr/arti/society/women/710313.html 訳J.S(2313字)

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