「10月9日はハングルの日ですね。韓国人って、それほどハングルへの愛着が強いみたいです」
ハングルの日の前日の8日、日本の天理大学朝鮮語学科で学ぶ日本人女性の山川茜さん(21・写真)は、ハングルを記念する日があるという事実が不思議でならなかった。 山川さんは「日本の植民地になった経験がある韓国人は“韓国語や韓国の文字”を守らなければならないという思いが一層強くなったに違いない」と彼女なりの分析をした。
山川さんは韓国外国語大学の韓国語文化教育院で韓国語を学んでいる。「しっかり習おう」という考えから今年2月に韓国にきた。 バレーボール選手を夢見ていた彼女は、日本人であるのに大阪にある在日民団系のバレーボール名門である建国中・高等学校に進学した。 だが、進路に対する悩みが生まれた。「なにか違った道を探さなければならなかっけど、韓国学校に通ってみて、韓国語で新しい機会を探せると考えた」と言う。
韓国語は勉強すればするほど魅力的だった。「隣国の言語だったためか似た部分が多かったです。 表現方式は違うものもあるけど相対的に学習も容易でした」。それでも母国語との差は簡単に克服できなかった。「日本語にはないパッチム(音節で最後の音をなす子音または子音字母)や激音などを発音するのが大変でした。子音の発音の差も区別できませんでした」。
彼女は韓国語のなかでも「ウリ」(私たちの)という言葉が最も好きだ。「日本では親しい友だち同士も食事代を各自が出します。“私たちの”という観念が弱いです。 韓国では“私たちの学校”、“私たちのクラス”、それでも足りず”私の母さん”ではなく”私たちの母さん”と言うのを聞いてびっくりしました。韓国系の学校に通っていましたが、“私は日本人、友だちは韓国人”という考えが強かったです」と話した。しかし、“ウリ”という単語が好きになってからは日本で会った韓国の友だちともたびたび連絡をするようになったという。
山川さんは現在通う韓国語文化教育院で最高レベルの6級過程で学んでいる。 韓国語の通訳・翻訳過程である7級にも挑戦するつもりだ。 彼女は韓国語を使う職業を探すと言った。
韓国語原文入力:2014.10.08 22:35