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「独島はわれらの領土」が日本のヨナ抜き音階?

登録:2014-08-28 20:49 修正:2014-08-29 06:47
28日光州で「親日・抗日音楽会」
音楽を通じて国恥の歴史を記憶する
「独島はわれらの領土」の楽譜。//ハンギョレ資料写真

「ヨナ抜き」は七音階中の「ファ」と「シ」が抜けた日本式五音音階で、いわゆる「ポンチャックリズム」(二拍子リズム)を指す。日帝強制占領期を経るなかで韓国固有の音楽的要素が消え、いわゆる「倭色リズム」が入り込んだ。小学校に入学して最初に学ぶ歌である「学校の鐘」や「ポンダンポンダン」なども日本式音階とリズムによる歌だ。愛国の象徴のように思われる「独島はわれらの領土」や「ソウルから平壌まで」も同じだ。

「国恥104周年記憶 親日・抗日音楽会」が28日午後7時、光州(クァンジュ)市南区老大洞のムルピッ湖水公園で開かれる。国恥日とは恥ずかしくも日本に主権を奪われた日(1910年8月29日)だ。民族問題研究所光州支部がクラシック演奏者の集いである「夢見る芸術(広場音楽会)」の助けを借りて今回の音楽会を用意した。キム・スンフン民族問題研究所光州支部長(光州大学教授)は「あまたある日帝の痕跡のうち、私たちの生活に極めて近く、そして日々出くわす音楽を通じて、国恥104年の歴史を記憶し反省しようという主旨の行事」と語った。

 音楽会のテーマは「手拍子を打てない歌、アンコールできない演奏」だ。日帝強占期に歌われた親日歌謡、親日音楽家の歌曲、親日文人の詞で作られた歌曲などを聴かせる。「血書志願」、「哀愁のセレナーデ」、「木浦は港だ」、「希望の朝」、「菊花の横で」、「先駆者」、「希望の国」などだ。玄済明(ヒョン・ジェミョン)、洪蘭坡(ホン・ナンパ)、金聖泰(キム・ソンテ)、趙斗南(チョ・トゥナム)、安益泰(アン・イクテ)、朴是春(パク・シチュン)、南仁樹(ナム・インス)、半夜月(パン・ヤウォル)、白年雪(ペク・ニョンソル)、孫牧人(ソン・モギン)など41人は、親日人名辞典に掲載されている音楽家たちだ。キム・スンフン教授は「私たちがよく歌う曲の作者の '先駆者' は、独立運動とは何の関連もないことが明らかになった」と述べた。

 日帝に抗した音楽家たちが作った歌と抗日文人たちの詩で作った歌も紹介される。鄭律成(チョン・ユルソン)の「興安嶺に雪花降って」、蔡東鮮(チェ・ドンソン)の「故郷」、「青葡萄」、「序詩」、「古風衣裳」などだ。また日帝強占期に歌われた童謡や独立軍歌も歌われる。

 キム・スンフン教授は「親日音楽家たちが作った歌や日本の歌は歌わないという意味ではなく、韓国の歌だと思って歌っていた歌が、実は日本式音階とリズムに従う音楽だということを知って歌おうということだ」と話した。

チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/653074.html 韓国語原文入力:2014/08/27 19:59
訳M.S(1210字)

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