"まだ金メダルを取れていない。あきらめることなく努力して金メダルを取る。"
42才でオリンピック個人戦の初メダルを取った老将の意志は、依然として燃え上がっていた。 日本の日刊新聞<読売>インターネット版は16日(韓国時刻)、冬季オリンピック歴代最多出場記録を立て、銀メダルを首にかけた日本の葛西紀明(42)が今後もオリンピックに出場する意向を明らかにしたと報道した。 今回のソチ オリンピックまで何と7回連続の出場記録を打ち立てた葛西は「私と同じ年齢の他の選手たちは引退を考えるだろうが、次のオリンピックとその次のオリンピック(50才)まで続けて出たい」として強いオリンピック出場の意志を表わした。
この日未明に開かれた2014ソチ冬季オリンピック スキージャンプ男子個人ラージヒルで銀メダル(277.4点)に輝いた葛西は、オリンピック7回出場の末に日本冬季オリンピック出場史上最高年齢(41才254日)の記録も立てた。 1948年、サンモリッツ大会スキージャンプで銀メダルを取ったルード ロジャー(ノルウェー)が立てた36才168日を軽く跳び越えた。 葛西は「どうして長く選手生活をしてこれたか私も不思議だ。負けたくないという勝負欲が強かった」と話した。
葛西は1994年リレハンメル大会でこの部門の団体戦で銀メダルを取った後、何と20年ぶりに再びメダルを首にかけ、1992年フランス アルベールヒル大会出場以後、初めて個人戦でメダルを獲得した。 カサイは 「授賞台に一人で立つのは初めて」と言いながら喜びを隠すことができなかった。 オリンピックでこれまでに金2個、銀1個、銅1個を獲得した日本のスキージャンプは、葛西の闘魂で1998年長野大会以来4大会ぶりに再びメダルを得た。
ノーマルヒルで金メダルを取ったポーランドのカミル ストフ(27)は、ラージヒレでも15才も年齢が高い葛西を抜いて金メダル(278.7点)を取り2冠王に上がった。 カミルは 「私としては15年後には浜辺に横になって引退生活を楽しみたいが、葛西が夢をかなえるためにまだ競技すると言っているのは本当にすごい。 彼と一緒に競技をし、メダリストとして同じ授賞台に立てるということが光栄」と話した。
イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr