原文入力:2012/08/05 20:23(1140字)
米火星探査船 6日午後 着陸 試み
NASA 生中継…タイムスクエアにスクリーン
米国東部時刻6日午前1時31分(韓国時刻 午後2時31分)世紀の宇宙ショーが繰り広げられる。 昨年11月、米国ケネディ宇宙センターから発射され、これまでに5億6000万kmを飛行した火星探査ロボット‘キュリオシティ’(図)の成功可否がこの時に決定される。
惑星探査の歴史で最も多くの資金(約2兆8000億ウォン)が投入されたキュリオシティは火星の生命体存在有無を明らかにするためアメリカ航空宇宙局(NASA)の会心のプロジェクトだ。 長さ3m、重両900㎏に達して歴代火星探査船の中で最も規模が大きい。 ここには動画撮影が可能な高画質カラーカメラとレーザーを撃ち岩石成分を分析する化学カメラなど10ヶの先端装備が搭載されている。
規模が大きいだけに着陸が以前の火星探査ロボットよりはるかに難しいとNASA側も話す。 このロボットは時速1万3000kmの速度で飛んで行き、火星大気圏に進入すれば2万1000kmまで加速度がつく。 そこで速度を下げるために落下傘が動員され、着陸地点が確認されれば表面まで‘スカイ クレーン’と呼ばれる鉄線に連結されてゆっくり着陸することになる。 火星大気圏への進入から着陸までに7分の時間が必要とされる予定だが、NASA側はこの時間を‘恐怖の7分’と呼んでいる。
しかしNASA側は自信を示している。 NASAは着陸予定の約2時間前から‘NASA TV’を通じて、その過程を生中継する予定であり、ニューヨークにあるタイムスクエアには大型スクリーンを設置して一般の人たちが着陸の瞬間を楽しめるようにする予定だ。 米国では各地域の博物館と科学センターなどでも大型スクリーンを設置する予定だ。
火星探査は1960年代以後、米国・旧ソ連・中国・日本などで実施したが、3分2は失敗した。 成功した国は米国が唯一だが7回試みて6回成功した。 旧ソ連が1971年に発射したミルス3号は着陸の14秒後に通信が途絶えたことがある。 <ワシントンポスト>は「キュリオシティが成功裏に着陸しても衛星の通信障害のために数時間その結果を知ることが難しいこともあるうる」として「18時間が過ぎても何の信号もないならば失敗を心配しなければならない」と伝えた。
ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/545764.html 訳J.S