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カン・ジュンマン教授 ‘アン・チョルス支持’宣言

原文入力:2012/07/16 18:50(1691字)

←カン・ジュンマン、アン・チョルス

憎悪の時代を終わらせる適任者はアン・チョルス…"
他の候補では両極化構造を越えられない"

  言論学者のカン・ジュンマン(56)全北(チョンブク)大教授が今年の大統領選挙でアン・チョルス(50)ソウル大融合科学技術大学院院長を支持すると公開的に宣言した。

  カン教授は16日に出版した新著<アン・チョルスの力>(人物と思想社)で‘憎しみの終焉’が2012年の時代精神であり、アン院長をこの時代精神を実現するに最も適合した候補として判断したと明らかにした。

  ‘なぜアン・チョルスなのか’を詳細に扱ったこの本で彼は、アン院長を支持する理由として3点挙げた。 第一は陣営の論理から自由なアン院長が憎悪の時代を終わらせられる適任者というものだ。 カン教授は既成政界が勝者一人占めを繰り返し、憎しみの悪循環に陥っていると批判してきた点、「国民の半分を敵に回す古い体制では何の社会問題も解決できない」と話して‘古いフレーム’の終息を要求した点など、彼の問題意識に高点数を与えた。

  二番目は市場主義者ながらも正義・公正・共生を強調してきたアン院長が公正国家を実現する適任者であり、三番目は、デジタルの先駆者である彼がSNS疎通革命時代のパラダイム転換を推進する適任者であるためだとカン教授は主張した。 アン院長のこれまでの人生が経済民主化の価値という正義、公正、共生の実践に‘凄まじいほどに’忠実で、(韓国で)全分野にわたるパラダイム転換をうまく主導できると信じるというのが彼が提示する根拠だ。

  「アン・チョルス現象の根元は、この間韓国政治が見せた極端な政治両極化と組み分け、陣営の論理であり、その結果この時代が妥協を知らない憎しみの時代に急変」した状況で、「アン・チョルスの選択と決断こそが私たちに新しい祝福でありうる」ということが彼の結論だ。 韓国大統領選挙はいわゆる‘30(与党固定票)-30(野党固定票)-40(無党派)ゲーム’であるが、誰が勝とうが負けようが、両極化構図で韓国は先進国にはなれず、アン・チョルス現象が現れた今が憎しみが政治の主な動力とコンテンツになる‘憎しみの時代’にケリをつけられる最も良い機会だということだ。

  カン教授は続けて「アン・チョルス現象は世界で最も速い圧縮成長を実現してきた韓国社会が、もう一度跳躍するために模索するパラダイム転換現象として理解できる」として「アン・チョルスの力は個人の力ではなく韓国の力であるわけ」と断言した。 彼はこのような脈絡で「この本は10年間私が執着してきたイシューである‘憎しみの時代の終焉’をアン・チョルスという観点を通じて力説しようとする試み」として「新しいパラダイムに進むために宣伝・扇動する」と明らかにした。

  <アン・チョルスの力>にはこれと共に既存保守・進歩勢力、言論のアン・チョルスを眺めるパラダイムを批判して、ムン・ジェイン、ソン・ハクキュ、キム・ドゥグァンなど野党圏大統領選挙走者の代案パラダイムが持つジレンマと限界を指摘した文なども載せられた。 この文でカン教授は民主統合党候補としてはソン・ハクキュ党常任顧問を支持すると明らかにし、野党圏大統領選候補が昨年ソウル市長選挙の時のように‘パク・ウォンスン方式(ツーショット選挙戦)’で誕生する可能性が高いという展望も出し注目を引く。

  カン教授はこれに先立ち去る5月に出した<メントの時代>(人物と思想社)で大韓民国の主要メント12人を挙げ、アン院長に最も多くのページを割りあてた。 本で彼はアン院長の人気の秘訣を正義・公正・共生コード、理念両極化嫌悪コードなど10種類のコードで分析し肯定的評価を下したことがある。

ノ・ヒョンソク記者 nuge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/542728.html 訳J.S