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ドバイから帰国の韓国人観光客「『ドン』と落ちた無人機…目の前で爆弾も見た」

登録:2026-03-06 02:39 修正:2026-03-06 07:53
米国とイスラエルがイランを攻撃し、中東情勢が悪化する中、中東を訪れていた旅行客やその他の利用客が5日、仁川国際空港第2旅客ターミナルから入国している/聯合ニュース

 「ドバイのホテルにいたのですが、『ドン』という音が聞こえて、無人機(ドローン)が落ちる音がしました」

 5日に仁川(インチョン)国際空港第2旅客ターミナルから入国したイ・ハクチュンさん(66)は、その際に撮影した写真を見せながらこのように語った。イさんが撮影した写真には、無人機による攻撃を受けた建物で火災が発生し、煙が立ち上る様子が写っていた。

 イさんは当初、2日に帰国する予定だったが、米国とイスラエルによるイラン空爆によって中東情勢が急変し、ドバイに足止めされた。イさんは「無人機の音だけでなく、実際に無人機が落ちている様子も何回か見た」として、「仁川空港に帰って来たからやっと安心できる」と話した。

 旅行中にドバイに足止めされていたハナツアーの36人の旅行客を乗せた大韓航空KE2022便が、この日午後3時37分ごろ、仁川空港に到着した。先月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃し、中東情勢が急変してから5日後だ。

 旅行客はドバイに滞在中、無人機による攻撃に直接・間接的に接した。キム・ジェソンさん(68)は「『ブーン』という音がして爆弾がさく裂する音が聞こえた。私がいた宿の周りにも落ちた。ドバイにある博物館を見に行ったら、そばに無人機が落ちてきた。女性たちは爆弾の音がするたびに泣いていた。本当に怖かったはず」と語った。Mさん(57)も「爆弾の音が鳴り続けていた。時間がたっても減っているようには思えなかった」と話した。Aさんは「ニュースを見て怖くなかったか」と取材陣に問われると、「私たちは爆弾が落ちるのを目の前で見た」と短く答えた。

 相次ぐ空爆は彼らにトラウマを残した。キムさんは「その後も電車が通り過ぎる音を聞いて無人機の音かと思い、夜に驚いて目が覚めてしまった。帰国する飛行機でも現在の位置を確認してばかりいた。飛行機はオマーンやインドなどを回って来たのだが、インドまで来たら安心できた」と語った。Mさんは「直接的な被害はなかったが、SNSを見ていてイランがどう出てくるか分からないから、とても不安だった。精神的につらかった」と語った。

ドバイから帰国したイ・ハクチュンさんが5日、仁川国際空港で取材陣のインタビューに応じている/聯合ニュース

 代替航空便の予約も容易ではなかった。旅行会社は代替便の予約に努めたが、リアルタイムで状況が変化しているため、せっかく予約した便もキャンセルされてしまうからだ。キムさんは「もともとは2日前に飛行機が飛ぶと言われて、夕方に荷物をまとめたのに、キャンセルされてしまってまた荷を解いた」と話した。

イ・スンウク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1247864.html韓国語原文入力:2026-03-05 17:23
訳D.K

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