10日の日本の参議院選挙で、進歩色の野党の議席数が大幅に減った。日本政治の「右傾化」がますます進む見通しだ。
NHKが開票翌日の11日報じた開票結果によると、最大野党である立憲民主党は選挙前の23席より減った17議席(非改選議席を合わせて39議席)。過去の植民地支配に対する謝罪と反省の意を明らかにした1995年の「村山談話」で有名な村山富市首相を輩出した社民党は、今回1議席を守った。日本共産党も6議席から4議席(非改選を合わせて11議席)へと減った。
自民党を牽制する右翼政党である日本維新の会は、現在の6議席から12議席(合わせて21議席)へと大幅に増やした。維新の会は昨年10月の衆議院選挙でも、従来の11席から41席へと議席が4倍近くに増えており、大阪という地域的限界を克服し、全国に支持領域を拡大している。日本維新の会は憲法9条に自衛隊の存立根拠を明記する改憲案と、国内総生産の2%への防衛費増額に賛成している。
一方、大統領室の幹部は同日午後、取材陣に対し、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が近く在韓日本大使館の設ける焼香所を訪ね、安倍元首相を弔問する予定だ」と明らかにした。しかし、現在のところは尹大統領が日本を訪問する計画はないと語った。