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文大統領「絶体絶命の時間…医療界の集団行動、断固対応」

登録:2020-08-25 01:54 修正:2020-08-25 06:57
文在寅大統領が24日午後、大統領府で首席・補佐官会議を主宰している。新型コロナ第2波の懸念が高まっていることから、同日の会議は普段より参加者をしぼり、ガラスで仕切ったうえ、距離を取って行われた/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、公共医科大学の新設や医師定員拡大などに反発し、集団休診に突入している医師団体に向けて「休診、休業などの違法な集団的実力行使に対しては、断固たる対応を取らざるを得ない」と警告した。文大統領は現在の状況を「少しでも油断すれば、いつでもどこでも感染者が急増し得る絶体絶命の時間」と規定した。

 文大統領はこの日、大統領府で首席・補佐官会議を主宰し「医療界は集団行動を自制することを願う。新型コロナ拡散阻止に国家的力量を集中せねばならない中で、国民の生命を担保とする集団行動は決して支持されない」と述べた。文大統領は「政府の政策に反対や批判はできるが、合法的な線を超えてはならない」と付け加えた。文大統領が医師団体に対してメッセージを送ったのは今回が初。

 文大統領は「コロナ禍初期の新天地(による拡散)の時よりずっと厳しい非常事態だ。今の段階で防げなければ、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)をレベル3に引き上げざるを得ない」とし、市民の積極的な防疫への協力を訴えた。それとともに「レベル3引き上げは決して簡単な選択ではない。日常が停止し、雇用が崩壊し、実に莫大な経済的打撃に耐えねばならない。医療体系まで崩壊する恐れがある」と警戒を求めた。

 防疫妨害とフェイクニュース流布行為に対しては「反社会的犯罪」と規定し、強く対応することを示唆した。文大統領は「いかなる宗教的自由も、集会の自由も、表現の自由も、国民にそのような大きな被害を与えてまで主張することはできない。公権力の厳正さを明確にする」と述べた。

 この日の会議のテーブルには、コロナ禍以降初めて透明プラスチックの仕切りが設置された。出席者の座席も距離を取るために1人分空けて配置された。

 一方、文大統領はこの日、最近集中豪雨で被害が発生した光州市光山区(クァンジュシ・クァンサング)と北区(プック)、京畿道利川市(イチョンシ)など、全国20の市・郡・区と36の邑・面・洞を特別災害地域に追加することを宣言した。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/959160.html韓国語原文入力:2020-08-24 18:20
訳D.K

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