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16日に旗揚げの「未来統合党」…指導体制は韓国党の拡大改編

登録:2020-02-14 01:22 修正:2020-02-21 17:39
13日午後、国会議員会館で開かれた統合新党準備委員会の会議で、(左から)チョン・ビョングク、イ・オンジュ、パク・ヒョンジュンの各共同委員長が言葉を交わしている//ハンギョレ新聞社

 16日の発足を目指す保守野党の統合新党「未来統合党」の結党作業が最終段階に入った。統合新党準備委員会は13日に国会で会議を開き、現自由韓国党の枠組みを拡大する方式で新党の指導体制と公認管理委員会(公管委)を構成することで暫定合意した。総選挙前には、党の大々的な全面交代は現実的に難しいと判断したという。

 統準委のパク・ヒョンジュン共同委員長は会議後、記者団に対し、「選挙後、早期に党大会を開き、新指導部を構成することとした。(指導部を)全面的に入れ替える党大会は現実的に(選挙前には)不可能だ」と述べた。統合新党の指導部は、現在9人となっている最高委の定員を増やす方針だが、何人増やすかは14日に決まる。パク共同委員長は「過去のように『持ち分割り』の形で政党からそれぞれ1人ずつ参加する方式は取らないことにした。みんなで推薦して統合精神を活かすとともに、既存の韓国党最高委に追加する形にする」と説明した。公管委の構成方式も現在の韓国党の公管委の構成員(9人)がそのまま参加し、追加で最大4人まで増やす方向で一致した。ただ、どれほど増やすかは結党後に確定する方針だ。

 指導体制の改編と公管委の構成についての論議は、公認を目前に控えた状況において保守統合の最大の地雷原だった。当初、新しい保守党はキム・ヒョンオ委員長体制の韓国党の公管委を認めようと主張した一方、市民団体とイ・オンジュ議員の「未来へ向かう前進4.0(前進党)」は改編を要求した。公管委の構成方針がまだ最終的に決まっていないだけに、この問題が内部対立につながる可能性も少なくない。新しい保守党のチ・サンウク共同代表兼首席報道官はこれについて、「新しい保守党指導部は現在のキム・ヒョンオ公管委を守るべきと述べてきた。容認できない」と反発した。

 一方、韓国党はこの日午前、国会で全国委員会を開き、新しい保守党、前進党との合併を議決した。新設合併のための受任機関の構成などの合併手続きは最高委に一任した。イ・チャンニョル議員の入党で、韓国党は現在106議席となっている。新しい保守党(8議席)、前進党(1議席)と合わせて、未来統合党は115議席となるが、今回の総選挙を控えて比例代表用の衛星政党「未来韓国党」へ一部の職員が移動することになるとみられる。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/928189.html韓国語原文入力:2020-02-13 20:04
訳D.K

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