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トランプ大統領、親書に第3回会談の言及あったかという質問に「多分あったと思う」

登録:2019-06-27 05:40 修正:2019-06-27 07:45
北朝鮮の金正恩国務委員長とドナルド・トランプ米大統領のそっくりさんで有名な中国系オーストラリア人のハワードX氏とカナダ人のデニス・アレン氏が主要20カ国・地域(G20)首脳会議の開幕を二日後に控えた26日、大阪でポーズを取っている=大阪/ロイター・聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領が最近、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と交わした手紙に、3回目の朝米首脳会談に関する内容が書かれていた可能性をほのめかした。

 トランプ大統領は25日(現地時間)、ホワイトハウスで金委員長が送ってきた手紙に対するコメントを求める記者団に、「素晴らしい手紙のやり取りが行われた。彼は私の誕生日(6月14日)に美しい手紙を送った」とし、「二通の友好的な手紙だ。我々はとても良好な関係を保っている」と述べた。

 トランプ大統領はさらに、「さらなる対面」つまり3回目の朝米首脳会談に関する言及はなかったかという質問に、「多分あったと思う」としたうえで、「皆さんがご存知のように、我々はいつかそれを行うだろう」と答えた。

 トランプ大統領の発言だけでは、両首脳が交わした手紙に3回目の朝米首脳会談に対する言及が明確に書かれていたのか、両首脳のうち誰の手紙にその内容が含まれたのかは分からない。 しかし、29~30日の訪韓を控えて朝米対話の再開に向けた扉を開けておきながら、友好的雰囲気を維持しようとする意図がうかがえる。彼が3回目の朝米首脳会談を「いつか」行うと語ったのは、急ぐことなく、非核化に関する北朝鮮の態度を見守るという“速度調節”の基調を再確認したものとみられる。これに先立ち、トランプ大統領は今月11日、金委員長が手紙を送ってきた事実を公開するときも、3回目の朝米首脳会談に関しては「あり得る。しかし、もう少し先のことにしたい」と述べた。

 トランプ大統領は同日、北朝鮮の核・ミサイル実験の中止や米国人抑留者の釈放、米軍戦死者遺骨の送還に触れ、「(北朝鮮との)関係はオバマ時代とはかなり異なる。(オバマ政権当時は)戦争へと進むところだった」と再度強調した。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/899401.html韓国語原文入力:2019-06-26 15:35
訳H.J

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