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米中貿易交渉危機、韓国金融市場に衝撃

登録:2019-05-09 21:18 修正:2019-05-10 07:33
KOSPIが9日、米中貿易戦争に対する不安を背景に急落した。KOSPIは66ポイント下がった2102.01で、ウォン-ドル為替レートは10.4ウォン上がった1179.8ウォンで取引を終えた。写真は同日、中区のKEBハナ銀行ディーリングルームの様子//ハンギョレ新聞社

 米中貿易交渉の妥結が難しいという憂慮が広がり、韓国の金融市場が大きな衝撃を受けた。

 9日、韓国総合株価指数(KOSPI)は、66ポイント(3.04%)急落した2102.01で取引を終えた。1月15日(2097.18)以後、約4カ月ぶりの最低水準だ。この日、アジア証券市場全般が下落傾向を見せたが、中でも韓国証券市場の下落が目立った。外国人投資家はKOSPI市場で8取引日ぶりに売り越しに転じ、2015億ウォンの売りを出した。またウォン-ドル為替レートも10.4ウォン急騰(韓国ウォンの価値下落)した1179.8ウォンで締め切った。2017年1月16日(1182.1ウォン)以後、2年4カ月ぶりの最高値だ。

 8日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領は、フロリダ州で開かれた大統領選挙遊説で「中国が貿易交渉で合意を破った。彼らは代価を支払うだろう」と話した。この発言が、交渉決裂の責任を中国側に押し付けるための布石と解釈され、中国元貨が劣勢を見せ、韓国ウォンはさらに大きく揺れた。一方、安全資産と見られる日本円は強勢を見せ、典型的なリスク資産忌避現象が現れた。

 米国のウォール街でも、米中貿易交渉が今週中の妥結は難しいと見る視線が優勢だった。追加の日程を定め、交渉期間を延長するだろうという見方だ。米国は、10日から2千億ドル規模の中国産輸入品に賦課する関税率を10%から25%に引き上げると明らかにしている。

ハン・グァンドク先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/893287.html韓国語原文入力:2019-05-09 18:41
訳J.S

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