本文に移動

「警察によるコメント」疑惑でチョ・ヒョノ元警察庁長の拘束令状を請求

登録:2018-10-01 23:26 修正:2018-10-02 10:04
在職時期、警察にオンライン世論操作を指示した疑惑(職権乱用権利行使妨害)を受けているチョ・ヒョノ元警察庁長官が9月12日午前、ソウル市西大門区の警察庁に出頭し取材陣の質問に答えている=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 李明博(イ・ミョンバク)政府時期の警察によるオンライン世論操作事件を捜査している「警察庁特別捜査団」が、チョ・ヒョノ元警察庁長官の事前拘束令状を申請したと1日、明らかにした。

 チョ元庁長は、2010年1月から2012年4月まで全国の保安サイバー要員、ソウル地方警察庁および警察署の情報課サイバー担当で構成されたSPOL(Seoul Police Opinion Leader)チーム、オンライン広報機動隊SNS担当、釜山地方警察庁の「希望バス デモ対策オンライン対応チーム」など約1500人の警察官を動員し、政府に友好的なオンライン世論造成を指示した疑惑を受けている。チョ元庁長は、2010年1月から8月まではソウル地方警察庁長官を、2010年9月から2012年4月までは警察庁長官を務めた。

 また、チョ元庁長は、警察に仮名および借名ID、海外IP、私設インターネット網などを活用して、警察ではなく一般市民のように装って、政府と警察に友好的なコメントおよびツイッターを作成するよう指示したことが調査された。チョ元庁長の指示で作成されたコメント類は、3万3000件余りにのぼると推定され、特別捜査団はこのうち1万2800件余りのコメントを直接確認した。

 特別捜査団は、チョ元庁長の指示で警察官が書いたコメント類の主題が「天安(チョナン)艦」、「口蹄疫」、「希望バス」、「韓米自由貿易協定」などの政治・社会的イシューや「検察・警察捜査権調整」など警察関連イシューだったと明らかにした。

チョン・ファンボン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/863978.html韓国語原文入力:2018-10-01 21:23
訳J.S

関連記事