李明博(イ・ミョンバク)政府時期の警察によるオンライン世論操作事件を捜査している「警察庁特別捜査団」が、チョ・ヒョノ元警察庁長官の事前拘束令状を申請したと1日、明らかにした。
チョ元庁長は、2010年1月から2012年4月まで全国の保安サイバー要員、ソウル地方警察庁および警察署の情報課サイバー担当で構成されたSPOL(Seoul Police Opinion Leader)チーム、オンライン広報機動隊SNS担当、釜山地方警察庁の「希望バス デモ対策オンライン対応チーム」など約1500人の警察官を動員し、政府に友好的なオンライン世論造成を指示した疑惑を受けている。チョ元庁長は、2010年1月から8月まではソウル地方警察庁長官を、2010年9月から2012年4月までは警察庁長官を務めた。
また、チョ元庁長は、警察に仮名および借名ID、海外IP、私設インターネット網などを活用して、警察ではなく一般市民のように装って、政府と警察に友好的なコメントおよびツイッターを作成するよう指示したことが調査された。チョ元庁長の指示で作成されたコメント類は、3万3000件余りにのぼると推定され、特別捜査団はこのうち1万2800件余りのコメントを直接確認した。
特別捜査団は、チョ元庁長の指示で警察官が書いたコメント類の主題が「天安(チョナン)艦」、「口蹄疫」、「希望バス」、「韓米自由貿易協定」などの政治・社会的イシューや「検察・警察捜査権調整」など警察関連イシューだったと明らかにした。