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米国部総省「韓米合同軍事演習の中止で1400万ドル節約」

登録:2018-07-11 06:27 修正:2018-07-11 07:08
2017年8月、乙支フリーダムガーディアン(UFG)演習期間にビンセント・ブルックス韓米連合司令官が、烏山空軍基地内にある35防空砲旅団パトリオット3ミサイル砲台の前で、国内外メディア向けの合同記者会見を行っている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ大統領が6・12シンガポール朝米首脳会談で「ウォーゲームには莫大なカネ(tremendous amount of money)が投入されている」とし、韓米合同軍事演習を電撃的に取り消して節約した金額が、約156億ウォン(約15億6千万円)であることが確認された。

 ロバート・マニング米国防総省報道官は9日に公開された米時事週刊誌「ニューズウィーク」とのインタビューで、「米国防総省は、トランプ大統領が(8月に施行される予定だった)フリーダムガーディアン韓米合同軍事演習を中止したことで、約1400万ドルを節約できるだろう」と明らかにした。米国防総省は、この金額がどのように算出されたかについては明らかにしなかった。フリーダムガーディアン演習は、コンピューターシュミレーションを中心とした指揮所訓練で、1万7500人の米軍が参加する。通常2週間程度行われてきた。

 トランプ大統領はこれに先立ち、朝米首脳会談直後の記者会見で「我々が(北朝鮮と)交渉をしている状況で、軍事演習を行うことは不適切で非常に挑発的だと思う」として、韓米軍事演習を中止する方針を明らかにした。

 ニューズウィークは、ロイター通信のデビッド・アレクサンダー記者を引用し、米国防総省が今年2月当時、イラクとシリアで米軍の主導で進められたイスラム国(IS)撃退作戦の一日所要費用と同じ金額を試算したと報じた。1400万ドルは米国の1年間の国防予算約7000億ドル(780兆7800億ウォン)の約0.002%に当たる金額だ。

キル・ユンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/852691.html韓国語原文入力:2018-07-10 16:10
訳H.J

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