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[社説]米朝の直接対話で期待高まる首脳会談の成果

登録:2018-04-08 23:52 修正:2018-04-09 09:43
ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長=デザイン/チョン・ヒヨン//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮と米国が来月に予定されている朝米首脳会談のために活発な水面下の直接対話をしていると、米国のマスコミが報道した。首脳会談合意後一カ月近く北と米国の接触の有無について話が出なかったゆえに喜ばしい知らせである。ジョン・ボルトン氏ら対北朝鮮強硬派の登場で朝米首脳会談が開かれないかも知れないという一部の疑問を吹き飛ばす信号でもある。

 CNNの7日(米国時間)の報道によると、北と米国は首脳会談のために秘密裏に実務的性格の直接会談を持っており、首脳会談開催場所をめぐって何度も対話をしたという。このような接触は、国務長官に指名された中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ局長が中央情報局内部の専門担当チームを導いて非公式の情報チャンネルを通じて行っていると見られる。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長がこのチャンネルを通じて米国に朝鮮半島非核化を議論する用意があるという点を再確認し、米国のトランプ大統領も先週末に知人らに北朝鮮との首脳会談を待ちこがれていると話したと分かった。両国が首脳会談で互いに望む目標を達成するには事前に十分な協議が必要だという点で、対話は積極的に歓迎されるものだ。トランプ大統領の首脳会談開催の意思に変わりはないということをはっきり示しているという点も肯定的だ。

 注目されるのは、北と米国の間に首脳会談の場所をめぐって綱引きが続いているという報道だ。このような事実はハンギョレ新聞が接触した他の消息筋とも符合する。この話を総合すると、米国はワシントンを提示しているのに対して、北朝鮮は平壌(ピョンヤン)で開こうと主張していると見られる。どちらで開かれようがそれなりの妥当性はあるといえる。北と米国の間で初めて開かれる首脳会談であるだけに、トランプ氏が平壌を訪問するならば北朝鮮と米国の和解の劇的な効果を出せるはずだ。金委員長がホワイトハウスを訪問するのも、北朝鮮が非核化を実行して正常な国家に進むという意思を見せる明らかな兆候になりうる。

 両国間の意見の違いが埋まらないのなら、これまで仲裁者として大きな役割をしてきた韓国政府が板門店(パンムンジョム)や済州(チェジュ)を代案として提示することも積極的に考えてみる価値はある。板門店ならば分断の現場という歴史的象徴性が大きく、統制された空間という警護上の長所もある。このような問題を含めて、韓国政府は朝米の対話が首脳会談の成功につながるように最後まであらゆる努力をするべきだ。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/839696.html韓国語原文入力:2018-04-09 05:02
訳T.W

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