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ホワイトハウス「習近平からトランプに個人的メッセージ」

登録:2018-03-28 23:01 修正:2018-03-29 08:40
ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官が27日、ブリーフィングを行っている=ワシントン/AFP聯合ニュース

 米ホワイトハウスは27日(現地時間)、朝中首脳会談と関連して「習近平・中国国家主席が米大統領に送った個人的メッセージがドナルド・トランプ大統領に伝えられた」と明らかにした。習主席の「別途の個人メッセージ」が、その内容によっては金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長とトランプ大統領の首脳会談に影響を及ぼすこともありうるという観測が出ている。

 ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、中国と北朝鮮当局の公式発表直後に声明を通じて「中国政府が火曜日(27日)、ホワイトハウスに連絡を取り、金正恩の北京訪問について説明した」として、このように明らかにした。

 まず、「別途メッセージ」は、朝米首脳会談の場所に関連した内容である可能性がある。中国はこれまで公式メディアや政府系専門家を通じて、朝米首脳会談を北京や上海で開催することを希望してきた。習主席がトランプ大統領に対し中国開催への“協力”を要請した可能性がある。遼寧省社会科学院朝鮮半島研究センターの呂超研究員は22日、「グローバルタイムズ」とのインタビューで「北京は心理的に北朝鮮の安全地帯に置かれていて、朝米双方に最高の安全を確保できる」と主張したことがある。

 第二に、別途メッセージが朝米首脳会談の内容に関連している場合、北朝鮮の非核化意志を強調し、非核化交渉のロードマップに対する朝中間の合意を伝達した可能性もあるとみられる。第三に、朝鮮戦争「終戦宣言」に重点が置かれているならば、南・北・米・中の4者が参加する方案を提示したのかも知れない。中国は朝鮮戦争の当事国として終戦宣言に参加しなければならないという立場を維持している。

 サンダース報道官は、朝中首脳会談が開かれた背景に関連しては「こうした進展を、私たちの最大の圧迫攻勢が北朝鮮との対話のための適切な雰囲気を作った追加証拠と見なす」と明らかにした。トランプ行政府の対北朝鮮戦略が、朝中首脳会談を引き出したという主張であるわけだ。

 同時に、トランプ行政府は朝中密着にともなう制裁弛緩の可能性についても警戒感を発した。ヘザー・ナウアート国務省報道官は、朝中の公式発表以後に立場を尋ねたハンギョレの質問に「北朝鮮が非核化に進む信頼に値する交渉に真剣に臨むよう、中国が自分だけの独特のテコを使うことを期待する」と明らかにした。トランプ行政府の「最大の圧迫」政策に、中国が今後も歩調を合わせてほしいという注文だ。

 ナウアート報道官は続けて「金正恩が非核化を約束したということを今月初めに同盟国である韓国から聞いた」として「これと(北朝鮮の)別の肯定的立場に照らして、トランプ大統領が金正恩との会合提案を受け入れた」と明らかにした。金委員長が非核化の用意を明らかにしたという中国側の発表は、別に新しい内容ではないという意味と見られる。ナウアート報道官は「私たちの目標は全く同じだ。完全で検証可能で復帰不可能な朝鮮半島非核化」だと付け加えた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/838084.html韓国語原文入力:2018-03-28 19:17
訳J.S

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